


Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
日英併記としましたのは、海外向けの他、国内の方にも、より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からです。
両者は必ずしも同一内容ではございません。英語の方がよりストレートに表現できる場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることもございます。
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水平軸エンコーダ内蔵の中軸架台用の水平回転部を使用し、AAS-2でSkySafariによるPushTo導入支援を実現しました。(数年前からやっていましたが、今回、APM純正の水平回転軸を撤去し、アームを当方の水平回転部にセットする形に改造し、より使いやすくしました。純正のセンターマウントは、一度セットすると、水平回転軸とセンターアームを常時くっつけた状態での運用となっていました。)

前提や背景が分からないと、この動画の意義も理解できないと思います。
コスパの高いAPM120-SD双眼鏡(90度対空)ですが、純正のセンターマウントは恐らく、双眼鏡本体が完成した後(もしくは設計が完了後)に別個に開発されたのか、双眼鏡本体の構造がセンターマウントには少々厳しいようで、使えるレベルにするためにいろいろと当方でカスタマイズしたことは、以前に投稿した通りです。(具体的には、天地方向の重心オフセットが配慮されていないことと、重心が垂直軸よりも手前に来る傾向が強い(重いアイピース使用ほど顕著)ことです。鏡筒間スペースが接眼側に不足しているからです。)
今回は、水平回転部も当方の中軸架台の物と交換し、純正のセンターマウントはセンターアームのみを利用し、その底部にセットしたアリガタで水平回転部天のアリミゾで把握することにしました。水平回転をより円滑すにする目的もありましたが、アームのオフセットが過剰(つまりアームの長すぎと寝すぎ)で、それが水平回転軸にアキシアルに負担をかけていたことと、転倒の危険性を増していたので、その対策も兼ねたものです。
さらに垂直回転軸がオイル(もしくは低粘度グリス)で潤滑していたため、アンバランスに極端に反応していたので、高粘度グリスを塗布したことで、見違える操作感が得られ、バランスの許容度も飛躍的に増しました。
最後に、誤解を未然に防ぐために付け加えますが、この投稿は宣伝ではありません。今後、この手の製品がより成熟することを願っての、業界に向けての提案であり、また自作マニアさんへのご参考を意図したもので、こうしたカスタマイズのみのご依頼は受け付けておりません。