中古のEMS-Lは防塵フィルターが外されていました。
右の最新のEMS-ULには防塵フィルターをセットしていますので、明るさ比較に1%以上のハンディがありますが、それでも写り込んでいる天井材の明るさで右のEMS-ULが少し優っていることが分かります。中古のEMS-Lはそれでもアルミ時代の晩期に当たる物で、反射率はアルミにしてはかなり高い物でした。
撮影時の光の当たり具合で、うまく差が出ませんでしたが、最近のEMS-ULはバレル内に遮光シートを処置していますので、コントラストも向上しています。
また、ジョイントの構造(高さも)を改良し、基礎光路長が2mm短縮し、接続強度もアップしています。
I have no concern as long as the seller and the buyer are really satisfied with each other in the trade of the second-hand EMS.
But, please remember that if you pretend the old EMS of Aluminum coated mirror to be the Silver coated one, how awefully disappoints your counterpart after proving it to be the Aluminum coated one. I wish the dealer also be careful and honest not to let that tragedy happen again.
Here is the comparison photo of the old EMS with Aluminum mirror and the Newest one with Silver mirror.
The Newest one has not only the Silver mirror, but also the new joint tube that is shorter by 2mm, and other improvements.
以前にもここで警告したのですが、古いアルミミラーのEMSを銀ミラーと偽装して中古販売店に持ち込む方が後を絶たないようです。あまりに悪質なので、こうしたケースが分かった時には、元の販売者と取り次いだ業者さんの名前をここで公開すると予告していましたが、今回までは猶予を与えることにしますので、以後、お気を付けくださいますよう、お願いします。
持ち込まれた方も業者さんも、「ばれないだろう。」と思われるようですが、私が見ればすぐに分かります。今回は念のためにミラーを外して多重反射を見たのでさらに確実です。
まず、ご存知のように、現行のEMSは白です。白いEMSは確実に銀ミラーです。タカハシカラーのEMSには、一部銀(2009年9月より若い製品)ミラーもありますが、大半はアルミと思って良いでしょう。また、銀ミラーに移行する直前に、第2ユニットの接続方法をメス接続からオス接続に切り替えていますので、特例を除き、そこがメス接続になっている製品は全てアルミミラーだと判断できます。ごく少数のEMS-Lにつき、銀ミラー化リフォームを施していることもありますが、私が全て施工しているので、お名前も顔も分かります。^^;
ご参考までにEMSの更新(改良)履歴の主なものを以下に記しておきます。
2009年 8月~ EMS-Lの第2ハウジングの接続をメス接続からオス接続に変更
2009年 9月~ 全面的に銀ミラーに移行
2011年 10月~ アイピーススリーブのバンドクランプ化
2014年 9月~ ハウジングのカラーを白に変更
(結果論ではありますが、2009年9月にハウジングのカラーを白に移行すべきだったと後悔しています。)