How to trim the 2″ sleeve (Smaller IPD Customize)/The spirits of “Ao-no Domon”(The Blue Tunnel)

 トリミングと言っても、ランダムにやったのでは、見かけが悪いので、左右のローレットネジが揃う形でトリミングしたいもの。上の写真のように左右の2”スリーブを連結すると、自動的に最適な角度位置でトリミングが可能になります。

 それを写真左のようにバイス(万力)にセット出来たら、施工は完了したも同然です。
標準の2”スリーブの外径=59mmなので、1mmずつ削れば最小目幅の57mmが達成できるわけです。
 自作時代は、ヤスリで延々と削っていました。鏡筒の切断も紙を巻いて、手ノコで切っていましたが、いつも”青の洞門”のスピリットでした。^^;

It is a work of “A -Piece of Cake”, now that I have the CNC Milling machine.
But, when I was an Amateur Telescope Maker, such work means the hard labor with the hand file.
Through the long period of my ATM life, the spirit of “Ao-no Domon” (The Blue Tunnel) was my spiritual support.
“Ao-no Domon” (The Blue Tunnel) is the real story of nearly 300 years ago.
The cliff road by the river in some rural area of Kyushu was so dangerous that so many passerby and horses fell and died on the way.
But, the Lord of the time was reluctant to start making the bypass tunnel , despite the repeated complaints from residents.
So one priest of Buddhism stood up and started digging the tunnel with just a chisel and a hammer.
Despite the pessimistic prediction of the people, he managed to carve through the tunnel of over 300-meters after the indescribable hardships of as long as 30-years.
It is the first story for which I shed tears in my childhood, and of which story often reminds me every time I meet hardships in the work.


Askar-120-BINO in the making -8

 偶然ではありますが、D=178mmは、EMS-UXLのスタンダードな”D”で、追加の延長管を要求しない基本のDになりました。(EMS-ULのヘリコイド式スタンダードのDが160mmになるのと同じです。)
 バンド底部のカッティングが奏功しました。

Super-Wide-BINO / 2″-adapter for the K-Mount of the Pentax-Lens / Kマウント用2”アダプター

 私個人的には、Pentax Zoom,75-150レンズには、31.7AD仕様で十分と思っていましたが、2”アダプターの強いご要望があると、実現させずにはおられない性分なもので・・・。
 目幅の制約のため、31.7ADのように、根元に直進ヘリコイドを配置することが出来ません。
最初に観察者の視度にしっかり合わせる、半固定方式となります。
 調整ストロークは6mmですが、アイピースの2”バレルの根元にセットする同焦点リングを併用すれば合焦に問題はありません。
 当初、アジャスタブルな同焦点リングを検討しましたが、アイピースごとの対応は大変なので、アダプター側をアジャスタブルにしました。

適用例(MASUYAMA32mm)です。8mmの同焦点リングで写真のような∞ピント位置でした。
(近視の方のことも考慮すると、もう少し短い同焦点リングが良いでしょうね。)
 写真の組み合わせだと、2.3倍 36度~4.7倍 18度(射出瞳径=8mm)の超絶広視界の単眼鏡になりますね。^^

The report from the single EMS user, by Mr. K in Japan

Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント;
 時たまいただく、単体EMSユーザーさまからのリポート、大いに励みになります。
純然たる個人事業で始めた私にとっては、元来、単体EMSの供給が能力の限界であって、BINO関連を始めたのは、無謀だったかも知れない?なんて考えることもあります。かなり背伸びをして今日に至りました。^^; 
 2種類のEMSの色の違いから、長年EMSを愛用してくださって来たことが分かります。

Super-Wide-BINO/ Zooming Synchronizer / ズーム連動機構!

 Zoom 75-150 F4-PENTAX は TAKUMAR-135mmより少し太く長いが、ジンバル雲台システムでバランスに問題なく(ウェイトなしでフルストロークOK)、気を良くしたのですが、双眼でズームを使用すると、うまく協働させないと、倍率が左右で変わって双眼視が破綻することが分かった。
 それで、連動装置を急遽試作して試したところ、問題は完璧に解決しました。使い勝手も極めて良好!

これで、中間倍率も利用できます。
 このカメラレンズのズーム機構、ピント移動がないことと、F値が固定しているため、ズーミングによって射出瞳径が全く変化しないことが新鮮な驚きでした。
 たとえば、一般的な8mm~24mmのズームアイピースだと、8mm使用時の射出瞳径は24mmのそれの1/3に縮小してしまいます(視野の明るさは1/9)が、このカメラレンズズームでは、射出瞳径が全く変化しません。(倍率を上げても明るさが変わらない!)
 さらに、一般的なズームアイピース(例:8-24mm)だと、広い視野を期待して8mmから24mmに移行しても、3倍の実視界は得られず、見かけ視界が8mmの時よりも大きく縮小します。
 このカメラレンズズームだと、見かけ視界が全く変化しません。
 非常に新鮮なズームアップ、ズームダウンを体験しました。
 結像性能も、固定焦点の135mmよりもむしろ優秀なくらいで、Super-Wide-BINO の定番として、このズーム75-150に決定しました。