Father passed away (父が逝きました。)

Father had passed away in the early morning of yesterday.
I remember the poem that I knew from my dying sister 12 years ago.

When we have done all the work we were sent to earth to do,
we are allowed to shed our body-which imprisons our soul like a cocoon encloses the future butterfly-
and when the time is right we can let go of it and we will be free of pain, free of fears and worries-free as a very beautiful butterfly, returning home to God which is a place where we are never alone-where we continue to grow and to sing and dance, where we are with those who loved (who shed their cocoons earlier) and where we are surrounded with more Love than you can ever imagine!

役目を終えたから天に召されるんだね。
さなぎが殻を脱いで蝶になるように肉体の殻を抜けて、
苦痛のない世界に行くことを許されたんだね。
怖れも心配もなく、綺麗な蝶のように自由に空を翔ぶんだね。
もう決して独りぼっちにはならず、魂は成長し続ける、
先に殻を脱いだ人たちがいる世界で、
想像できないほどの愛につつまれるんだ。

TV76-BINO, quite successful !! / TV76-BINOほぼ完成!!

The newest version of Televue76-Bino is almost completed. My original aim is perfectly achieved. The colimation was perfect on the spot of assembly.

 新しいメガネプレート方式は大成功でした。 予想した通り、CNCフライスでヘリカル加工したネジ込み方式は、左右の鏡筒を実用上完璧に平行に保持しています。  最初に組み立てた状態で、鏡筒の調整は不要でした。 前もって作っておいた接眼部のスタビライザーはこのモデルでは不要と分かり、せっかく作った物は、サンプルとして残すことにしました。

 重心位置は、意図した通り、EWV32mmでプレートの位置とぴったり合致しました。 プレートの中央上端辺りの穴には15mmφのジュラルミンのシャフトが通り、それをベースにして運搬用のハンドルを付ける予定です。 (アリガタがプレートの両サイド(一方)と下部に取り付く仕様にするのは当然です。)

CAPRI 102ED-BINO on HF2-Mount / CAPRI 102ED-BINOをHF2経緯台に搭載してみました。

Nextar Mount is superb for the planetary use with the perfect tracking mode, but for the telestrial use,PushTo mount such as HF2 is the best.

惑星観測時等の自動追尾機能は Nexstar ならではですが、地上風景の観察には、やはりこの手動(PushTo)スタイルが一番です。 両方の手段を準備しておけば万全ですね。 (BINOの底部にアリガタ、CRADLEにアリミゾをセットしましたので前後のバランス調整は極めて簡単で、ウェイトシステムは不要です。)

CAPRI 102ED-BINO completed ! / CAPRI 102ED-BINO 完成

The difficult project is completed. Please note that 10cm-F7 binoscope is successfully loaded on the Nexstar SE Mount of the limited fork length for the zenith viewing. IPD adjustment is a bit hard but it is a trade-off for the simple structure.

CAPRI 102ED-BINOがようやく完成しました。 最近のCAPRI102ED鏡筒はバックフォーカスが長くなっている(BINOの素材としては歓迎すべき傾向)ことは承知していましたが、予想以上にフォーカスが余り、天頂時のフォークアームのクリアランスがさらに厳しくなりました。 どたんばで慌てましたが、急遽製作したカウンターウェイトシステムが功を奏しました。(ウェイトシステムは、鏡筒前後のバランス調整の他、BINO本体がフォークアームを時計回りにねじろうとするモーメントを多少キャンセルする効果も期待できます。(地上風景観察時及びHF経緯台に搭載時には、BINOを手前に引くことができるため、ウェイトシステムは不要です。))

多少心配していた、初めての”スタビライザーシャフト”は全く問題ないどころか、初期調整に極めて有効な機構だと分かり、今後も軽量化の手段として採用する予定です。

片持ちであることと、メガネプレートをバランス調整のために敢えて全体の重心から外したこと、また、10cm鏡筒の重量の予想以上のインパクトにより、目幅調整が渋くなりましたが、Nexstar架台に10cm-BINOを載せるためのTrade-Off、ということでご理解いただけましたら幸いです。

初作ですので、課題はいろいろと見付かるとは思いますが、本来ならNexstar マウントの搭載限度を越えるBINOを何とか搭載するための、一つの解をお示しできたのではないかと思っています。 BINO本体底部にもアリガタがセットできますので、HF経緯台やビデオ三脚等と、その日の使用目的に応じて架台の使い分けをしていただくのも良いかと思います。

Counter brass weight and the shaft / 真鍮製カウンターウェイト(CAPRI 102ED-BINO)

This counter weight(1kg), made of brass, will cancel the top heavy of the CAPRI 102ED-BINO.I wish the user will keep the brass weight polished forever by the good maintenance.

CAPRI 102ED-BINO用のカウンターウェイト(1kg)です。 真鍮は磨くことでその美しさを維持します。(←人間みたい?^^;) リフォームで数年後に里帰りするBINOの真鍮ウェイトですが、ピカピカなのは皆無でした。^^;(みな惨めにどす黒く酸化していました。) 製作者としては、ユーザーさんもこの輝きを常にキープしていただきたいと思っています。

Bracket of the counter-weight for the Nexstar Mount / カウンターウェイト用ブラケット(Nexstar SEマウント)

The Capri-102ED-BINO proved to be too top heavy for the Nexstar Mount, but I can never give up at this stage. I thought up a bracket of the weight system that will be the minimum of the extra burden for the mount.

先日も申しましたように、CAPRI102ED-BINOは予想以上にトップヘビーのため、天頂観察時にEMSがNexstar架台のベースに干渉しないための対策が求められました。 あっさりと架台を変更する選択肢もありましたが、ここで諦めるのはもったいなく、架台に極力新たな負担とならないようなウェイトシステムを考案してみました。

それは、アリガタの手前端面に、コの字型のブラケットを介して、ウェイト軸をフォークアームの外側に配置するもので、BINO本体が垂直回転軸に及ぼすモーメント加重をいくらか緩和させることも狙いました。 観測現場での着脱の利便性を考慮し、M6のローレット付きネジ1本でしっかりと固定できるように工夫しました。(ネジは分解時にも脱落しない構造になっています。)

Televue 76-Bino in the planning / Televue 76-Bino、設計中

随分とお待たせしてしまっていますが、「待った甲斐があった・・」と思っていただけるような物がお作りできると思います。 基本的には、前回のFL71-BINOと類似の構造を採用する予定ですが、今回は合焦装置はヘリコイドではなく、FeatherTouch Focuser を使用します。 これもかなりコンパクトなBINOに仕上がる予定です。

A pair of the OTAs loaded!! / 鏡筒を載せてみました。

I have the pair of CAPRI102ED OTAs loaded on the Mount to find it very successful.The stabilizer shaft worked more fine than I had expected.

There are still some targets to clear, but I could at least make 10cm-BINO so light that it is loadable on the Nexstar Mount. I will be happy if you notice this feat rather than nitpicking the insignificant details.

鏡筒を載せてみました。 一部、ご心配いただいていたスタビライザーシャフト機構は、予想以上に有効で、鏡筒の方向調整は極めて楽に行え、固定の剛性も十分でした。(完璧なX-Y調整になっているのがその理由です。一般的な3方調整ネジですと、こうは行きません。このスタビライザー機構は今後も多方面で応用できそうです。)

ただ、Nexstarのフォーク長に対して10cmF7はやや長く、天頂まで向くためにはカウンターウェイトを準備する必要があるかも分かりません。 EMS+2インチアイピースをセットしてみて判断したいと思います。

しかし、ともかく、10cmEMS-BINOを何とかNexstarに搭載できるところまで軽量化できたわけですから、まずは枝葉末節のご懸念よりも、本筋での成功をご評価いただけましたら幸いです。

Low profiled gear cover for the Nexstar SE Mount / 特製フラット・ギヤカバー(Nexstar SE Mount)

I reported in my last report that removing the gear cover will drastically lessen the burden of the Mount.But you will hate the inner gear exposed in the aesthetic sence. Either do I.I made a flat cover in place of the original one.

ギヤカバーの撤去が架台の負担軽減に劇的な効果があることを前回のリポートでお示ししましたが、やはり内部のギヤが見えてしまうのは、気持ちの良いものではありません。

お約束通り、フラットなカバーを作りました。 こうした加工はCNCフライスの真骨頂で、切削加工そのものは朝飯前なのですが、最初だけはGコードのプログラミングが必要なのと、薄物ですので、周到な治具の準備と、切削手順を熟慮してかからないと、とんでもない回り道をさせられることになります。 詳細は省きますが、諸々解決して新たなギヤカバーが出来上がったわけです。(これよりアルマイトをします。 黒い樹脂プレートを加工することも検討しましたが、コストや加工性で樹脂が有利とは限りません。)

オリジナルのカバーは、さすがに世界有数の望遠鏡量産メーカーだけに、樹脂のダイカスト製です。型代に大きな投資が必要なわけですが、ダイカストは数量次第では、1個単価は限りなくタダに近くなります。^^; それがこの製品の破格な安さの理由ですが、零細企業にはマネの出来ないことです。 しかし、一般消費者は、容赦なく超大量生産品の価値基準で判断されるので、我々には厳しい時代です。(余分な”つぶやき”を挿入して失礼しました。^^; 逆に大手メーカーの真似が出来ない部分で存在意義を示さないといけないと思っています。)

How to set it on the Nexstar SE Mount / Nexstar マウントへの搭載方法

Do you think it too brittle for the dovetail to connect directly to the end of the frame?Absolutely No. It depends on by which way it is connected to the frame.A bit of the tenon will drastically enhance the connection regidity, and even handling by the dovetail does not show any sign of brittlenss.(See the right photo.)

アリガタをフレームのエッジに直付けすることに懸念をお持ちの向きもあるようなので、ご説明します。 結果は全く問題なしでした。 右の写真のように振り回してもビクともしません。 接続強度は、単純にネジの太さや本数や接合面の面積だけで決まるものではありません。ほんのわずか接合部を嵌合するようにしておくだけで、接続強度は飛躍的に増します。

中間部品を介入させればさらに安心ではありますが、その分、重心が遠くなり、モーメントが増すジレンマがあります。 それよりも、1mmでも重心をフォークアーム側に接近させることと、重量を1gでも軽くすることに徹しました。 装飾を兼ねたギヤカバーが邪魔なので外しました(中央の写真)。このカバーは樹脂製で、C8鏡筒の取り付けを前提に、鏡筒の丸さにマッチするように意図されているようです。 これを外さずにフレームを取り付けるには、20~30㎜ほどスペーサーをかませる必要があり、モーメントの増加が著しいため、外すことにしました。 代わりにフラットなギヤカバーを作らないといけません。

(以前にも書きましたが、Nexstar のフォークアームのアリミゾは面押しクランプです。  簡素な構造ですが、合理的に出来ていて、小さい力でしっかりとアリガタを把握します。)