Adjustable cursol for the Versago-II Mount / Versago-II マウント用のカーソル

I had noted the Versago-II Mount for its high potential of the analogue setting circle.But, at the same time, there were some things to be customized or corrected for the actual use.The reversed azimuth ring I had quoted on August 27th at this corner is one of them..This time, I made the new cursols that were imperfect on the original set.Altitude cursol, acrylic plate, is made adjustable for +-2 degrees.(photo1) It is set on the end of the dovbetail of L bracket.While, azimuth cursol has no need to be adjustable because the azimuth ring is rotatable. Now, the setting circles will work perfectly.

Versago-II マウントの目盛り環が実用になるために、方位目盛り環の反転と、高度、方位に新たにアクリル製のカーソルをセットしました。 方位のカーソルは固定式で、目盛り環を回して初期設定が行えます。 高度については、カーソルの方を±2度程度調整できる構造にして、初期設定を可能にしました。 それぞれのカーソルのセット箇所は写真の通りです。(高度のカーソルはLブラケットのアリガタの端面にセット

A simple bracket for the dot finder / ドットファインダー用ブラケット

It was so late at night that I could not up the comment about FL71-BINO yestreday.It proved to be a great success as an optical system, too, by the actual viewing test I did this morning.

Now, where and how should I set the finder? After the careful considerations, I decided the best place and design.

昨晩は仮組み立てのBINOの写真をUPするのが精一杯で、コメント出来ませんでした。今朝、さっそく地上の風景で実視テストを行い、光学的にもこのBINOが大成功だったことを確認いたしました。

次はドットファインダーをどこに、どうセットするかです。 しばし検討した結果、左の写真の位置がベストと判断しました。 アリミゾプレートの角に倣う構造にしたので、再現性もあるはずです。 固定ネジは、当然、脱落防止対策済みです。 ファインダーを撤去した後に、アリミゾユニット等の突起物が一切残らないようにしました。 あくまでBINOの本体はシンプルなままです。

ブラケットが高く見えますが、このくらいないと、90度対空では使い物になりません。これでも、2インチアイピースの見口よりも低いです。

これで、パーツの加工が全て完了し、未処理部品のアルマイトと塗装の工程に進みます。

A great success on the coupling mechanism ( FL71-BINO) / 連動機構の成功! ( FL71-BINO)

The new coupling mechanism proved to be a great success at the preliminary asssembly.The temporary shaft will be cut short afterward.

左右のアリガタプレートの連動機構の成功を確認しました。中央の突出した固定シャフトは当然、後で中央の調整ダイヤルの抜け止めの処置に合わせてカットします。

上側が対物側です。 ローレットのダイヤルを回すとアリガタプレートが対称的に開閉しますが、直接左右の鏡筒を持って動かしても結果は同じです。 アリミゾプレートの側面中央の穴には、クランプレバーが入ります。(この面が天)

今回はFL71-BINO用のマウントですが、今後はあらゆるバリエーションが考えられます。いつもながら、受注時には全く具体化していなかったプランですが、ようやくここに結実しました。 他の仕事をこなしながらも、ずっと考えて来て、やっと自分の中の何かがゴーサインを出しました。

New standard of the binoscopic mount ( FL71-BINO) / BINOベースの新基軸 ( FL71-BINO)

This is the simplest sliding mount for a binoscope I have ever made.It will be the new standard of the binoscopes of relatively smaller scopes in tube diameter.Left photo is its minimum IPD, and the right one, the maximum.

A pair of OTAs will move symmetrically in the coupled manner.Yes, here is the innovative binoscopic mount that never causes the focus change nor the gravity point shift at the IPD adjustment, to be born !!

新型のスライドマウントがほぼ完成しました。 『BINOは、水平なベースプレート上に2本の鏡筒を(鏡筒バンド等を介して)並べた物』 という固定観念を払拭しました。

組み上がったBINOの外見に即してこの新型の機構をご説明しますと、2本の鏡筒がソリッドな(地図の)銀行マーク型のパーツで連結され、その連結部自体が伸縮する機構、ということになります。 BINOを真横から見ても、真上から見ても、BINO本来の機構部がほとんど見えない構造です。

リニア機構を用いた従来の目幅送り装置では、クランプ(固定)が曖昧でしたが、当機構は、アリガタ、アリミゾのスリ割クランプが基礎構造のため、目幅クランプ時にBINO全体が完全一体のソリッドな剛体になるのも顕著な特長です。

左右の鏡筒が連動してシンメトリックに開閉する(連動メカはこれより付加)ため、目幅調整時の重心移動も生じません。 目幅調整にピント移動も重心移動も起こさない、極めてシンプルで高剛性なBINO用マウントの誕生です。

The core part of the FL71-BINO / FL71-BINOの核心パーツ

This is the single center part of finishing FL71-BINO.A pair of dovetails that holds each OTAs perpendicular to themselves will be held by this part, dovetail holder. A pair of dovetail plates will be opend and shut just like the both side sliding doors. A wise device will be introduced to the dovetail plates pair to move symmetrically.

アリガタ、アリミゾ方式が小規模なBINOの眼幅調整に有効なことは、Finder-BINOですでに実証済みです。FL71-BINOでは、アリミゾプレート面を鏡筒と垂直に用います。 鏡筒が垂直に取り付く2枚のアリガタプレートが連動して対称的に開閉します。 シンプルな連動機構も設計済みです。

BLANCA130EDT-BINO completed/ 130EDT-BINO完成

BLANCA130EDT-BINO is completed. It will be the turning point of my binoscope making. Note the minimum clearance of the dew-shields(Photo1). The OTA separation is as short as 182mm at 140mm of the tube diameter. Namely, the clearance of two OTA tubes is only 42mm. And all the mechanism of altitude axis and encoder are installed in this narrow space. The Alt. Axis offers the perfect balance from horizen to zenith. 
 鏡筒隙間=44mmの見積りでしたが、バンドのフェルトの圧縮が予想以上だったため、結果的に鏡筒隙間=42mm になるという嬉しい誤算がありました。 そのため、最大目幅が当初予定していた76mmから74mmになって しまったため、EMSのスペーサーを再加工(2mm薄く加工)し、本来の76mm(60(57.5) mm≦IPD≦76mm)にしました。(この辺はどうにでもなります。スペーサーを全て撤去すると、60mm(59)≦IPD≦80mmとなります。) 最終的に、42mmの鏡筒隙間に、垂直回転軸とエンコーダが完全に内蔵できたことになります。 垂直回転軸 ユニットの構造が非常にシンプルなため、最初から調整不要で素性の良い回転と適度なフリクションが得られました。写真のイーソス17mm装着の状態で、クランプフリーで水平から天頂まで完全バランスをキープしています。 アイピースをEWV32mmに交換しても同じでした。 中軸式架台を採用したことによる、光学的な妥協が 皆無だったことは、写真1をご覧いただけばお分かりになると思います。(つまり、中軸式架台のために 鏡筒間隔が広くなっていないということ。) 唯一、仕上げのどたんばで慌てことは、鏡筒バンドのアリガタ(全4個)の形状でした。 結論から申しますと、 原因が分かり、完璧に対処しましたので、最終的には何の問題もございません。(良い勉強をしました。^^;)
 パーツ加工の段階でのチェックでは完璧に働いてくれていたアリガタでしたが、いざ重い鏡筒にセットしますと、 微妙な外部条件の変化で機嫌を損ね、ひっかかってしまいました。 挿入先端側を大き目になだらかにテーパに トリミングすることで、鏡筒は楽に着脱できるようになりました。 今回より、(中軸式架台の)鏡筒の初期調整が飛躍的に楽になりました。 これは私の仕事で、納品後のユーザーさんには あまり関係ありませんが、写真4の黄色い矢印のセットビス(イモネジ)1本だけの調整で済みます。 これは、四脚の椅子のガタが1本の脚のみの調整で解消するのと似ています。(三脚なら0本ですけどね^^;)(明日以降に出荷梱包のために鏡筒を撤去した際に、完成した中軸式架台の写真を撮影する予定です。 BINOが大きいので、狭い店内では良い背景を探すのに苦労します。お見苦しいことでしょう。^^;)

How to install the Altitude encoder/ 垂直回転軸用エンコーダの内蔵方法(EDT130-BINO)

It is far more difficult in the case of the altitude encoder installing in the limited space of the thin housing. 
 中軸式架台の垂直回転軸にエンコーダを内蔵するのは、簡単ではありませんでした。 写真左より、それぞれ仰角が0度(水平)、45°、90度(天頂)の状態ですが、エンコーダ本体は回転していません。従って、コードも引っ張られることはありません。 外のソケットとエンコーダを最短路でつなぐことに捉われていましたが、水平軸の時と同様、長めの コードで中間端子をハウジング内で接続する方が有利であると気付きました。(エンコーダ からのコードは、下の出口に急がず、一旦バックして、反対側でソケットからエンコーダ本体を迂回したコードと接続しています。)