Milling of the 10 pieces of the vertical axis parts is completed.
やっと部品(垂直回転軸)10個(5組)分のフライス工程が終わりました。
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
Milling of the 10 pieces of the vertical axis parts is completed.
やっと部品(垂直回転軸)10個(5組)分のフライス工程が終わりました。
CNC milling process has begun for the 10 parts whose lathing process had finished by tomorrow. Only two pieces are finished in the morning, which means milling is more painstaking task than that of lathing.
昨日までに旋盤工程を終えておいた10個の垂直回転軸部品につき、いよいよフライス加工に突入しました。 午前中べったりCNCマシンを駆使して、たった2個しか仕上がりません。 自動とは言え、目が離せない作業であり、旋盤よりも辛い作業です。
Comment by Matsumoto:
Here came a report of FC100-BINO after over several years.
The photo of the old EMS sets brings back memories of the former specs.
Anyway, I am very happy to hear from you after a long time.
Congratulations on finishing your fine binoscope. I hope this binoscope will serve you for many years to come.
8年くらいのタイムラグが生じてしまいましたが、初めて、完成したFC100-BINOの写真を送ってくださいました。
旧タイプ(8年くらい前か?)のEMSセットも懐かしく見せていただきました。 クレイフォード式の目幅調整、当時が思い出されます。
Let me extend my biggest appload to Mr. Kohei Uchimura who won both of the gold medals for individual and for the team.
As I was once a gymnast, I would be often asked about gymnastics. Today, I will explain the two kinds of swings of the paralles bars. One is hand support swing, and the other arm support swing. Both are rather difficult for the beginners , but I can say the arm support swing is more painful for the beginers.
今朝は、リオ五輪で個人総合と団体の両方で金メダルを掴んだ内村航平選手が列島を興奮のルツボにしたようです。
体操の経験があることから、こうした話題がある時には、よく知人から体操競技のことを尋ねられます。 その中からごく一部をご紹介したいと思います。
床や跳馬を除くと、スウィング(振り)というのが体操競技では極めて重要な基本であり、(現在はどうか知りませんが)私がやっていた頃(50年前^^;)は、大方どこの学校の体操部であっても、新入部員は最初は嫌というほどスウィングばかり延々とやらされたはずです。 そして、資質に恵まれた者が多く集まっているはずにもかかわらず、新入部員は悲惨なほどスウィングが出来ないものなのです。 まして、一般人はただ支持するだけでも苦痛なもので、体操競技を観る方には、その大変さを一度でも体験しておいていただくと、より正当な感動を得られるのに・・といつも思うわけです。^^;
平行棒のスウィングには腕支持と手支持の二種類あります。 手支持の振動は、初心者は前振りの恐怖心が強く、最初は大きく脇を開けることができず、手前にだけ振って、前後の振りが非対称になり勝ちです。 しかし、身体的に強烈なカルチャーショックを受けるのは、圧倒的に腕支持振動の方でしょう。
私の頃は、スポーツ全般に、根性!根性!と、精神主義が闊歩していた時代。 ひたすら延々と腕支持振動の練習をやらされました。 私はバック転も車輪もできないズブの素人で高校から体操を始めたので、早く追い付きたくて、上級生の指導に徹頭徹尾従っていました。 平行棒は棒上で手を放して再び持つ技が多く、向う脛をバーにしたたか打つのは日常でしたが、何と言っても辛かったのは、最初の腕支持振動の練習でした。 まだ上腕三頭筋が発達しておらず、バーは容赦なく上腕骨に食い込み、広背筋も不十分で腕で体重を支え続けながら体を振動させるのは、一種の”業”でありました。 最後には上腕の内側の皮膚が剥け、出血が始まります。 すると、先輩に、「バーに血が付くから、傷口に炭マ(炭酸マグネシウム)を摺り込んどけえ!」と一喝され、すぐにそのようにしました。今から思えば、実に非科学的な指導なわけですが、体操競技が、基礎的な運動でさえ、いかに至難なものであるかをお伝えしたく、私の経験をお話した次第です。
実績のない体操部でしたので、ウレタンマットを買ってもらえたのは、私が高三の時に一人、他校のチームに合流して鳥取県チームとして国体に出場した後(引退後)でした。 (それまでは、大技は文字通りいつも命がけの気持ちで練習したものです。)
Very few would understand EMS is realized by numerous invisible innovative tricks. Here are some of them, that enables the minimum light pass with the maximum mirror size.
EMS-UXLの第二(眼側:対物側から数える)ユニットですが、光路長を最小限にして最大のミラーを収納する工夫の一部をお示ししました。 意表を突く”交叉”の手法の多用による光路節約の集積があるのです。光路長で 1+1<2 になるマジックの醍醐味がまだ広く理解されていないと感じています。
Some of the ATMs are beginning to notice the convenience of the Arca Swiss standard parts on the Binoscope making.
But, I am dissapointed that none of them are aware of the unlimited potential of these parts yet. Most of the examples of the amateur DIYs are limited to the level of directive applications which is easy to imagine. I will propose the more innovative applications of these parts in the near future.
この手のカメラ部品のクオリティーの高さ、その秘めたる応用性のポテンシャルの高さには驚かされます。 自作マニアも取り入れ始めていますが、残念なことに皆常識的、直感的な応用ばかりで、硬直した発想の域を超えていません。
私は、これらのパーツのより独創的な、意表を突く応用方法を温めており、口径8㎝程度以下の究極までにシンプルなBINOの一般モデュール化の構想を練っています。 いずれ、この手のパーツのより合理的な応用方法をご提案できると思います。
The right photo is “after” of the bottom cam like processing for the limiting of the knob turns.
リミッターノブは、規格品のローレットナットを加工して作ります。 まず、底面にカム状の形状を施工し、リミッターの範囲を規定します。
The right is the “after” of the top side hole to accept the center screw in such a way that it can rotate freely and can be locked at the appropriate angle.
天側も特製のセンターネジが自由回転と固定が可能なように、段付き穴を施工しないといけません。(今回はご紹介しませんが、センターネジも都合の良い規格品がないため、これも作らないといけません。)
ところで、リミッター機構は最近追加したものですが、EMS製作には余分な大きな負担となっています。 ノブを回し過ぎないという約束を守っていただく限り、不要な機構なので、今でも複雑な思いがあります。 機構が複雑になった分、リミッターノブ自体の故障の可能性も孕んでいます。 最近、テレビでリサイクル業者の設備を紹介していましたが、ペットボトルのキャップを外さずに廃棄する輩が多いそうで、粉砕後にボトルとキャップのチップを分離するプラントを新たに設備する費用がなんと”3億円”とか言っていました。 これも皆が分別の約束を守れば不要な投資ですが、リミッターの件とよく似ているな、と思ったものです。^^;
当面、緊急に必要なのは2個のノブでしたが、小規模とは言え、製造者としては、まとめて加工しないと採算が合わないのです。(今回は50個加工しました。部品のサイズによりますが、外注の場合はさらに300個~1,000個単位でないと外注メリットが生じません。一般の方には分からない、物作りの厳しさがそこにあります。よく使用する微小ねじなどは、万個単位で確保しています。(安易に脱サラを計画されるような方は、たいてい、製品単体でのコストしか念頭にありません。))