BORG-90FL-BINO (Mr.A in Saitama Pref.)

軽井沢は天気が悪く軽井沢の平地は晴れても浅間山の中腹に別荘が 位置しているため夜になると霧が出てなかなか星を見ることができ ませんでした。
簡単ではありますがレポートいたします。
 
一昨日1時間ほど星を見れましたのでご連絡いたします。
まず感じたのは非常に気持ちよく5.4度の広角で自由に夜空を移動できたことです。 またIpadMiniのディスプレイ上の星と実際の星が目の前で 見比べれるため本当に気持ちよく使えました。 画面の星と実際の星が目の前で同じなのは感動です。 今回はMasuyama32mmのみを使用し秋の天の川下りを行いました。
 
前回の観望時問題であったハンドルの使用時の光軸のずれも全くな く非常に心地よく操作できました。 たぶんこの問題も架台の延長部品がなかった時にバランスをとるた めプレートの位置を勝手に動かしたため削っていないゴム部に重な り微妙に動いたものと推測します。( 表現がうまくなくすいません。)
このBINOは90mmの小型のため、設置するための時間が短時間 でできるため見たい時にすぐ見れるのが利点です。 また海外遠征も可能です。
アイピースの交換時にバランスを取り直す必要があるため頻繁にア イピースを交換することが面倒ですがズームアイピースを導入しこ の点はある程度改善できると思っています。 傾斜装置を導入しているのでバランスを取り直したとしてもすぐに 目標の天体を導入可能なので傾斜装置も購入されることをお勧めい たします。
BINOを使用するうえで一番の懸念である光軸合わせも一度調整 してしまえばXY調整で簡単に合わせられます。
このXY調整装置はBINOを使用するうえでの本当のキーパーツ でEMSの発明についで重要(価値のあるもの)と思いました。
逆にXY調整装置がなければBINOは存在しなかったかもしれま せん。
このFL90BINOは松本さんの英知が結集されており本当に細部 にわたり考えられています。
鏡筒の支持方法、軽量化された接眼部、 カメラ部品の流用等この知識を使用したBINOをこの値段で購入 できるのは本当に安いと感じました。 たぶん私の知らないところでこだわりがたくさんあると思います。
架台を自作される方もいらっしゃいますが自作することを楽しみと する以外は購入されることをお勧めいたします。
松本さんの知識をこんなに安く販売してくれるのですから。。
また松本さんの購入後のサポートは際立ってます。 私は40数年ぶりに天体の世界にもどりほとんど初心者状態ですが 六角クレンチの絞め方やリングワッシャーの意味など本当に初歩的 なことから丁寧にご指導いただき松本さんのメールやHPが教科書に なりました。
私の初歩的な知識不足から勝手にいじりネジ山を壊してしまったに もかかわらず快く修繕していただき、また天頂付近を見たときに架台 とEMSが接触することを伝えたらすぐに架台の延長部を作成して いただいたり本当に至れり尽くせりです。
疑問や問題点に対する対応の速さは際立っておりいつも頭が下がる 思いです。 あまりに見識が深い為初心者の私にはすぐに理解できない点がある のが残念ですが。。 
いろいろなアイデアを具現化するため毎回改善した架台が誕生しい るため今後このBINOが改善していくであろうしその改善が楽し みです。
東京都 A

Solar Eclipse by 15cm-BINO in US / アメリカ日食by 150LD-BINO;広島県Tさん

こんにちは。アメリカ日食旅行から帰ってきました。

まず皆既日食は見ることができました。場所は、ワイオミング州のキャスパーというところで見たのですが、
皆既時間が2分25秒程度で、当日は晴天で、一時薄雲もかかったのですが、
観測時は部分的に雲が切れて、問題なく日食を見ることができました。

現地では10:22頃から日食が始まり、皆既日食になったのは11:42頃。
部分日食は過去で日本で見たことがあったので、同じような感じだよな~~と思いながら見てましたが、
完全皆既が始まると、2分25秒のイベントを見逃すまいと、肉眼や望遠鏡(BINO)で必死になって見ました。

皆既中に150LD-BINOで見た日食は圧巻で、もちろん、ソーラーフィルターを外して観測するのですが、
太陽の周りのコロナがきれいに見え、コロナの流線がはっきりと見えました。
また太陽の一部には、プロミネンスも見え、赤いプロミネンスの帯もはっきり見えました。
コロナやプロミネンスに気をとられ、私は気づかなかったのすが、うちの奥さんは周りに星も見えたという話で(あたり前)、
もっとよく見ておけば良かったな~~と悔やまれます。

皆既中は、周りが夕暮れ時くらいに暗くなり、鳥も、夜が来たのかと思ってびっくりするようで、鳥が飛んでいくのが見えました。
また、BINOでの観測だけでなく、肉眼でも観測でき、
特に第3接触時のダイヤモンドリングの出る瞬間は、肉眼で観測したのですが、
きれいなダイヤモンドリングが見え、ああこれがダイヤモンドリングか~~と納得しておりました。

その後、第3接触も終わり、ソーラーフィルターも戻して、第4接触まで日食観望を楽しみました。

今回、BINOを持って行って思ったのは、やはりEMS-BINOは観測しやすく、またすばらしい像を見せてくれるということ。
アイピースが2インチで覗きやすいというのもありますが、両目で観測できるのですごく自然で、圧巻の像を見せてくれ、
15cmの口径もあって光量があるので、少々の薄雲でも、観測に支障がないという安心感があります。
(まあ光量については、10cmクラスでも全然問題はないでしょうが。。)
今回、150LDを軽量化して、現地まで持っていった甲斐がありました。

また、EMS-BINOは人目を引くのか(現地では、望遠鏡を持ってきてる人が少なかったというのもありますが)、
周りの外国人の人も興味津々で、部分日食中はいろんな人に見てもらい、皆さん喜んでおられました。
現地では、TV局の人も取材に来ており、EMS-BINOを撮っておられたので、もしかしたらどこかの局で放送されたかも知れません。
(地元のケーブルテレビかも知れまませんが。。)

というわけで、日食もなんとか観測でき、たった2分25秒だったのですが、なかなか見ることのできないスペクタルな楽しい時間でした。
添付写真は、観測中の私の機材と、
観測後に、デビルズタワーという「未知との遭遇」で出てきた場所に行ったのでその写真です。

デビルズタワー付近では、夜に、アラスカ方向の低緯度オーロラも観測でき、
1日のうちに日食とオーロラが同時に見れた楽しい時間でした。
(3枚目の写真にある下側の赤っぽいのが、低緯度オーロラです。 ピンボケ写真ですいません。。)

またその後は、デンバーやシアトル等の街に寄り、いろいろ観光して楽しんできました。

そんな感じで、なんとか無事に観測でき、無事に戻ってきました。
150LDも軽量化の甲斐あって、無事に運搬でき、飛行機に乗る際のセキュリティチェックではひっかかりまくってましたが、
その都度、対物レンズやEMSを、「Telescope Parts」と言って説明しながら、無事、海を渡ることがでました。

軽量化のほうは、使ってみるとまだまだいろいろ改善できるところや修正せねばならない点もありますが、
ひとまずは目標を達成できたので良かったです。
今回は、いろいろとご協力いただき、ありがとうございました。
取り急ぎ、報告です。
広島県、T