EMS-UL set in the making-2 / 製作中のEMS-ULと、XYノブ中心ネジ

X-Y screw consists of two parts, the one is the knob and the other is this center screw.
X-Y調製ネジは、昨日ご紹介したノブヘッド部分と、この中心ネジとで構成されます。さらに、X-Y調製機構全体を見ますと、ハウジングにセットした回転制限ピンを含めて、3者がかかわると言え、リミッター機構の追加が製作工程をいかに増やしたかがお分かりになると思います。
±45度以内という鉄則をユーザーさんがお守りくださる限り、不要な機構だとも言えますが、経験上、今となっては必須な機構だと確信しています。実際、リミッターをセットして以降、EMSご使用上のトラブルは激減しています。
(リミッターがないと、(しっかりした光学知識(技量)がない限り)X-Yノブを1回転以上回すと、原点を見失います。))

 

EMS-UL in black in the maiking / 黒仕様EMS-ULセット 2台分

One is for 77ED2-BINO, and the other set is for the unit delivery.

1セットはこれから組み立てる77ED2-BINO用で、もう1セットはEMSのみの供給用(for US.)です。これで、黒ハウジングの在庫が払底していましました。
また、折しも、リミッターノブの在庫も払底したので、急いで次のロットを仕上げないといけません。(サイトのクラッシュ以来、散々な年の瀬です。)

Review of the plan of 90FL-BINO / 再投稿(websiteクラッシュで消えていた情報)

 

 

 

minimum iris

Innovative and amazing adjustable IRIS!!
It will take a significant role at the solar viewing etc.
BORGの画期的な虹彩絞りです。「何に使うの?」と思われる方は省いても良いでしょう。 しかし、人間の眼には当然の機能として備わっている可変虹彩絞り、眼視用望遠鏡とて、備わっていて邪魔になるはずはありません。
具体的には、以前にご紹介した(サイトクラッシュで現在消えていますが)COMBO-QUARKによるHα太陽観察に威力を発揮しますし、シーイングに応じた口径絞り等、応用はたくさんあります。

 

 

key groove on the draw-tube

Key groove on the daw-tube will make the part into a perfect light-weight free-stop focuser.
キー溝1本の加工で、ドローチューブが軽量、簡易なフリーストップのフォーカサーになります。重厚な伝統的フォーカサーに拘る方は、すぐには受け入れられないかも分かりませんが、眼視に本当に重厚なフォーカサーが必須なのか?という問いかけでもあります。
特にプライベートな望遠鏡であれば、儀式のように頻繁にフォーカサーを伸縮させる必要はありません。(工夫次第。)

Handles are set (90FL-BINO) / ハンドルセット

ハンドルをセットしました。 あと、ファインダー台座をセットするのみですが、作り置きしておいた相手板が家探ししても出てきません。(よくあること^^;) 今、材料を発注しています。 それが整い次第に納品です。(あと数日^^;)

Another 90FL-BINO almost completed / ほぼ完成!

Another BORG-90FL-BINO is almost completed.
2台目がようやくほぼ完成しました。 今回は黒いEMSにしましたが、白を好む方もいるかも分かりませんね。 黒で統一するも良し、敢えて黒と白でコンビを組むのもまた一興、ということでしょうか。

EMS-UL-SET was shipped to the US./ アメリカに送りました。

The photo above is just before the final assembly. The finished EMS-UL set was sent to the US. today.
最終組立中のEMS-ULセット。
今日完成して米国に旅立ちました。
HPの工事中でご迷惑をおかけしております。 週明けまでには何とか復旧できそうですので、よろしくお願いいたします。 (復元できないファイルもありますが、画像ファイルは全て残っています。)

Reform of the old “EMS-ES” / 旧箱型EMS-ESの銀ミラー化リフォーム

I usually reject reform of such old EMS. But I sometimes accept it just out of whim.
ここまで古いEMSのリフォームはお断りすることが多いのですが、依頼者の方の思い入れが伝われば、承ることもあります。もっとも、ミラー厚を厚い方に統一した現在、薄いミラーの在庫が乏しいため、いつまでもは対応できませんが。(31.7バレルはお客様がセットされたものであり、標準は36.4ネジです。)

 

 

アクロバティックなミラー配置にご注目ください。(アクロバットは私のライフワーク。^^;)光路長を極限まで短縮するには、アクロバティックな作業が決め手になります。 ケース内光路長は、ケース角柱の1辺の長さ(50.0mm)と同じです。(EMSの原理を示唆する意義ある数値です。(当然ながら、光軸に平行な入出射光線の経路長は全て同じ。従って、側面の対角線に置いた平面鏡1枚と同じ光路長になる。))  当時、基礎的な機械設備だけのオールマニュアル加工でこれを作っていました。 エコノミータイプとして作った物でしたが、その後の合理化(具体的にはダイカストの導入)で、コストメリットが無くなりましたので、復刻の要望が多い中、敢えて復刻する予定はありません。(ただ、自作的には示唆する物が多く、ご参考になると思います。)