
15mmの短縮、正解でしたね。
∞で、15mmの余裕(MASUYAMA32mm)。 ほとんどの2”アイピースで問題なく合焦するでしょう。
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
厚み約1.5mmの超薄パイプ、旋盤のチャックで掴めば潰れてしまう。
まずは治具作りから。↑
ところで、後で判明したのだが、2本お預かりした鏡筒パイプの内径が微妙に違い、2本目は修正しないと治具が嵌らなかった。(珍しくないこと)
対物ユニットはねじ込み、フォーカサーは3方ネジ止め。 普通ならフォーカサー側をカットするのですが、今回は諸事情を勘案して、敢えて対物側をカット。(15mm)
15mmカットした後で、ネジ切り。 旋盤のネジ切機構が故障しているので、フライス盤でネジ切加工。縦向き加工なので、短い鏡筒が幸い。(長い鏡筒は加工できない。)
さっきの治具同様、ネジも2本で同じCNCプログラムで切ったにもかかわらず、2本目のレンズはねじ込みが渋く、修正を数回やるはめになった。
この写真で、鏡筒の手前をカットしなかった理由がお分かりになると思う。
鏡筒の手前側を15mmカットするためには、ブラケットの移動が必要になり。元の穴が露出するのと、精密さを要求される穴加工がブラケット×4,鏡筒手前端の3等分穴3個の合計7個。 しかも、それぞれが位相が合わないとおかしくなる。
アマチュア的には対物側のネジ部のカットは論外だと思うが、加工手段があれば、対物側をカットする方が結果が綺麗で、仕事も楽になる。
一挙に作業を進めたので、Before-After がお見せできない。 わずか15mmとは言え、さらにコンパクトになった。
これからEMS-UMB(48mmショート2”スリーブ)でBINOをご計画の方です。
EMS-UM(US)Aでバックフォーカスの余裕を確認。ほぼ無限遠の対象で写真の余裕。
このくらいの余裕が必要なので、EMS-UMB(ショートスリーブ)とEMS-UMAの光路長差分だけバックフォーカスを延長すれば良いことが分かります。
126mm-122mm=4mm, えっ、たったの4mm!
2インチADの製作に当たり、好適な素材をネット上で見付け、発注済みなのですが、1か月も待っておれないので、残材で試作してみました。
カメラレンズの射出窓径から、2インチアイピースは論外と思っていたのですが、そうではなかったようです。
MASUYAMA32mmは論外と思っていましたが、超絶な視界が開けました。4.2倍で実視界20度の不思議な世界がありました。有り余るアイレリーフに浮かぶ視界、凄いです!通常の望遠鏡+同アイピースよりも良像範囲がはるかに広い!
無限遠のピントも余裕で、ほとんどの2”アイピースで合焦しそうです。
これは、凄い世界の扉を開いてしまった!
まだ、ごく近しい友人と自分しか知らない世界。孤独だが、スリリングこの上ない!