
図の中に、A 例、B 例のレンズの結像方程式と、解答を示しました。
左上の角が座標系の原点で、上の右向きの横線が S 軸、左の下向きの縦線が D 軸です。S 軸の目盛り単位=m(メートル)で、D軸の目盛り単位=ディオプトリー( 1/ 焦点距離(m))です。当然ですが、エクステンダーは凹レンズなので、度数には-が付きます。
2つの曲線の交点に相当する点から、問題の条件を満たす、S と D が求まるわけです。
問題の条件を満たす エクステンダー(A 例) に投射される虚物点(望遠鏡対物レンズの焦点)の 物点距離=30mm 、エクステンダーの度数= – 16.666・・D、(焦点距離= – 60mm)ということになります。
ややこしいですが、3xの拡大率が得られる物点距離 S とDの再現は、グラフではなく、座標軸を – s 方向に 0.01 移動することで得られます。
このエクステンダーは、物点距離=30mm で2倍、40mm まで繰り入れると、3倍のバローとして機能するということです。