The typical example of the wrong accommodation in viewing through the Dot-Finder/ 調節介入しているファインダーの覗き方の典型的な例

This is how to check your friend if he has an accommodation in viewing the finder.
Those who close the other eye is tend to have an accommodation with the finder.(A)
Ask your friend to open the other eye, and you will find the other eye in the cross-eye position.(B)
Such guys are apt to watch through the Binoscope with the cross-eye position.(C)
 ファインダーを両眼解放で使えない人は、調節の傾向が強いようです。(A)
そうした方に、敢えて反対の眼を開かせると、Bの状態が見え、輻輳していることから、ファインダーの眼が極度に調節していることが分かります。これ、誇張ではなく、このくらい寄っているのがむしろ普通に見られます。
 そうした方がBINOを覗くと、どうしてもその習慣を引き継いでしまうのです。(C)
というわけで、ドットファインダーが両眼解放で使えるかどうか?もしくは裸眼立体視の平行法が得意かどうか?が、一人前のBINOユーザーの試金石であると言えますね。 まずは苦手なことを認めることが出発点。スルーする人は、一生初心者です。

Another EMS-UL SET for Japan completed !

Never touch the XY knobs before completing the Binoscope!
Note the zero position of the XY Knobs!
 10年戦士のBINOユーザーで、XYノブの原点を完全に誤解している方がおられました。その方によると、ノブを反時計回りに目一杯に回した所が原点でした。^^;(現在、海外より急患搬送中)
 最初に届いた状態が原点です。今日は、敢えて原点をお示ししました。

Center screws of the XY knobs / XY 調整用のセンターネジ作製

 もの作りの鉄則は、”なるべく(自分で)作らないこと!”であり、小ネジ等、大量に使用するパーツは、当方のような零細個人企業であっても、大抵千個~万個単位で調達します。ネジは、注文個数で単価が激変するパーツの代表です。疑われたくない(誇張していると思われたくない)ので、下に1万個のネジの袋(半分ほど消費した残り約5,000個)の写真を掲載しておきます。

全長6mmではどうしてもだめで、規格外の7mmの物を特注したネジです。
 で、それを承知で、なぜ上のXYノブの中心ネジを手作りしているか?ですが、ぴったりの市販品がなく、どうしても譲れない構造だったからです。リミッターが機能しないといけないので、基本、ネジはぐるぐる回せない。回せないと組付けられないわけで、どうしても、中心ネジとカムつまみを分離して、最後に固定(接着)し、原点矢印シールを貼るのです。 接着するのは、ユーザーさんが悪さをしないためです。^^;
 で、該当者には何度も引用して申し訳ないけど、その機構に不満な方もいたようで、破壊して自前のネジに交換していた方がいました。 次の写真を見てください、中心ネジが通常のプラスネジになっています。

ユーザーさんが滅茶苦茶をして急患で戻ったEMSです。
 にっちもさっちも行かなくなった時に、自分のそれまでのやり方や技量を疑うより先に、製品を疑ってしまう! まあ、ある意味、人間の性(さが)かも知れないね。
 特に視覚から入る情報には、とかく私たちは頑固になりますからね。自分の目でこう見えているから間違いない! → 製品に欠陥があるに違いない → 自分で改良?してやる。 と、大体こういう流れになるようです。


Another EMS-UL SET in the making

I am truly sorry for everyone who is waiting for the “turn”.
This is the order from Japan dated 11/7,2024, and another 3-orders in November will follow.
 バックオーダー諸兄を長くお待たせして、本当に申し訳ございません。
去年の11月分のオーダーが本件の他にあと3件、12月分が6件ございます。今しばらくお待ちくださいますよう、なにとぞよろしくお願いいたします。

Objective Unit completed (70ED-BINO) / 対物周りが完成しました!

 クライアントは、「巻き付けフードを自前で調達するので、対物レンズは素材セルもままで良い!」とおっしゃったものの、裸のセルのままだと、何かと指が対物レンズ前面に触れるリスクが高いし、フードを巻き付けるにしても、対物ユニットに一定の平行部分の長さがないと、綺麗な円筒を形成できなはず。そこで、見た目も重視して、考え抜いた結果がこれです。↑ 最終的にフード尖端には補強と先絞りを兼ねたリングを装着。82フィルター用のキャップもぴったり!

 このように収まりました! クライアントさん、いかがですか?^^

Another EMS-UL SET in the making

一定数の塗装済みハウジングが確保できましたので、しばらくは正常に作業が流れます。

 工程のほぼ実況中継を数十年続けておりますが、漠然と眺めるのではなく、自分で作る視点で見ていただきますと、使用する段階で困らないかと存じます。ネジの1本に至るまで意味があります。
 自問いただき、答えられない部分は、理解できていない部分です。ご質問いただきさえすれば即答いたします。

PLAN-3 of the 2″-Helicoid Focuser / 2″ヘリコイドフォーカサー、再トライ!

 無駄なことですが、ネット上のスペック表だけでは分からない部分が多く、最初のヘリコイドは没になりました。新たなヘリコイドはまだ届いていませんが、今度はうまく行くはず。
 外径は同じで、オスネジがM52、今度ははるかに2”スリーブの接続加工が楽になります。
また、前回妥協したヘリコイドのストロークはわずか5㎜、今度発注しているのは、本体のストロークは14㎜あり、今回の全長制限のために、10㎜分のストロークを利用します。前回の2倍で、一応目的には十分と思います。
 NIKONのNAV17mmの挿入長が58mmあるそうで、対応を考えてみましたが、そのまま対応すると、全長が長くなり過ぎるため、上記の妥協点としました。(同焦点リングを使いましょう。)EMS標準の58mm2”スリーブの挿入長 ≒ 41mmなので、6mmの延長です。
 図の解説をしておきます。
 水色が2”スリーブ、EMS用の2″スリーブを追加工します。黄色がM52-M52ヘリコイド、紫色は、接続用のアダプタ―(自前追加部品)。図は縮退状態。これより10㎜伸びます。