Solving the balance issue without adding weights (TTS160-MOUNT)

The weight of the TTS-160 MOUNT is set to the plate by a left screw.
Disassemble of the weight was far more tough than I had expected because the gear shaped knob was glued to the center screw. Making another thread hole away from the center of the stainless weight was also a tough work.
As I hate to use the glue on the screw, I added the set screw on the knob.

ウェイトのセンターから外れた所にネジ穴を1本開けるだけに見えますが、よほど加工に慣れた方でない限り、お勧めしません。^^;(下手に手を出すと地獄を見ます。)
ウェイトの固定方法、デザインは実に秀逸ですが、ユーザーによるカスタマイズや修理の意欲を阻む設計でした。
ギヤ型のノブがセンターのM8左ネジに接着してあり、それを加熱して燃やす必要がありました。カスタマイズの度に苦労させられたくないので、セットビスで止める方式に変更しました。

Joint parts of the handle unit in the making / ハンドル(兼ウェイト)ユニットのジョイント部品

Another lot of the joint parts for the handle unit is in the making.

ハンドルユニットのジョイント部品です。
BINO作りには、こうも多くのパーツが必要なものかと、いつも複雑な驚きを禁じ得ません。周到に在庫管理しているつもりでも、いつも何かのパーツが払底もしくは品薄になっています。「外注すれば良いじゃない?」と皆さんは簡単に言われますが、5年先まで絶対に仕様変更がないようなパーツ以外は、慎重に考えるべきなのです。

 

Portable 20cmF7-BINO near completion / 主要部品のアルマイト完了

Anodizing of the main parts is completed.
After setting the objective unit, I will check the focus point and decide the length of the eye-side flanges. It may look open frame structure, but it isn’t. The finished appearance will be almost same as the traditional binoscope.

この段階では、反射ドブで一般的な開放フレーム構造に見えますが、最終的には鏡筒(らしき物)も取り付ける予定なので、外見的には従来のBINOと大差はありません。ただ、鏡筒パイプが担う力学的な意味が全く異なる物になります。対物ユニットと接眼ユニット(EMSを含む)は独立的に中央プレートに固定しますから、中間パイプは遮光だけを満たせばよいのです。セッティングの能率を考慮して、中間の鏡筒パイプも独立的に着脱できるようにする予定です。(海外遠征ではシート状の物を巻いても良いでしょう。)

対物ユニットは上部フランジ(ラッパの首)にそれぞれネジ込むだけですし、接眼ユニットは間隔が固定したメガネプレートにセットするだけなので、初期調整後に光軸が狂う要素はほとんどありません。

Universal base for a binoscope / TOA130-BINO→TTS160架台用ベース

TTS160マウントの天部(アリミゾ)は、VIXEN標準のアリガタとロスマンディ規格のアリガタの両方に対応しています。プロファイルが嵩上げにならないように、巧妙な工夫がしてあります。アリミゾのクランプ部は、ネジ先端にリンクした円柱状の真鍮製のチップ(回転しない)が所定の角度にカットしてあり、疑似面押しの機構になっています。これもケチを付ければコストのかからない方法ですが、シンプルで先述のlow-profileに貢献する、賢いメカニズムと言えます。
ほんの数センチ、いや数ミリであっても、モーメント荷重に大きく影響しますから。

20cm-BINO project; Eyeside plate added / 接眼側プレートの追加(20cm-BINO)

このBINOには、従来の独立した概念での”鏡筒”はありません。
中央プレートに対物側のラッパフランジの首と接眼側のメガネプレートをセットして基礎フレーム(最大部品)を構成し、対物ユニットと接眼側フランジ、フォーカサーは構成モジュールとして現場で組み立てます。口径20cmともなれば鏡筒単体着脱でも結構大変だろう、という想定での工夫です。もちろん、必要があればさらに分解できますが、通常はこの部分は組み立てたままで管理します。(丸い紙を多数貼っているのは、これから施工する肉抜きのシミュレーション。)

EMS-UXL; processing of the first units / UXLの第1ハウジング(2セット分)

いつものように、-UXLの第1ハウジング(2セット分)を準備しています。これで組み上がったわけではなく、まだ仮セットの段階で、ミラーエッジがハウジングや接続管に干渉しないことを見届けてからまた分解し、ミラーの本固定処置をして、一定時間待って内面塗装以降の処置をしてからやっと本組み立てになります。

Platform of the TOA130-BINO on the TTS-160 Mount / BINO用汎用台座の開発

BINO用台座の最もシンプルでコンパクトな解をご提供できたと思います。その気になれば、ボール盤さえあれば自作できるはずです。
TOA130-BINOともなれば、多分、当方で製作中の20cm-BINOに匹敵する総重量になると思うので、台座部分で重量をあまり加算したくないのです。伝統的^^;な「鏡筒バンド+アリガタ」もかなりの重量アップと重心高の嵩上げに貢献しますが、高級鏡筒に穴を開けたくないでしょうし、当方もそこまで対応しきれないため、そこは現状を受け入れることとします。