An emergency case of the EMS by abusing the screws / NG部分のネジを触った急患

Here came the emergency case of the EMS-UL by abusing the plus-screws of the housings. The client abused the plus screws on the housings and lost the zero position.
望遠鏡側のユニット(第1ユニット)だけならまだ救いがあったのですが、接眼側(第2ユニット)のハウジングのプラスネジも回してしまったそうで、原点を完全に見失ってしまわれたため、再調整(復元)のためにお送りいただきました。センタリングのチェックでこれくらいずれていますと、平面鏡による折り返しのスケアリングチェックでは、レーザーコリメーターの観察窓にすらビームが返りません。

 

右のEMSはさらに酷く、第2(接眼側)ユニットのネジを回してしまったために、X-Yノブでは原点に戻せませんでした。

 

これが再調整後の左のEMSです。ビームがチェックスクリーンの中央を貫くのは当然ですが、さらに光軸に垂直に置いた平面鏡で折り返してみて、ビームがレーザーの射出口に戻らないといけません。 この両者が合致して、初めて光軸が合っていると言えるのです。(ビームがたとえ検査スクリーンの中央を貫いていても、直交している保証はありません。ですから、平面鏡で折り返して見る必要があるのです。)
それと、レーザーコリメーターを常にチェックしておくことも重要で、そのチェックの技量や手段がない場合は、それを過信できません。(購入時のコリメーターは酷い状態だったので、再調整し、射出穴が大き過ぎたので、それも小さく改造しました。)

上の画像に禁止ネジを図示しましたので、よろしくお願いします。つまり、X-Yノブ以外は、基本、NGです。
罪悪レベルを示しました。2つのユニットともいじるのが一番最悪です。
BINOの基礎構造上、初期組み立て段階で左右鏡筒を振ることが困難な場合に限り、左のEMSの第1ユニット(水色の矢印)だけは例外的に必要に応じて、ほんの少し調整することは許しますが、基本XYノブ以外をいじるのはNGと覚えておいてください。

 

H-alpha Solar observation system by SE120 / Hα太陽観察のシステム

8:19 AM. this morning  (non reversed upright image)

Both the chromosphere and the prominence were very clear in my eye, but they cannot be shown in the photo by handheld iPhone.

眼視では、彩層面の詳細もプロミネンスも良く見えていましたが、手持ちiPhoneでは再現できませんでした。
夏以来、何度か試しましたが、口径、合成焦点距離、倍率等、最適解がほぼ見えて来ました。

A pair of rectangular mirrors, the perfect teacher of the reflection study!

A pair of rectangular mirrors will be your perfect teacher to study the reflections and the image effect.
You will see your (or your camera’s) images on the line of intersection at any reflection number by the various mirror angles.
And what is the most important fact is the image won’t rotate at the odd numbers of reflections. While, the even number of reflections, the image will rotate the twice of the angle of the mirror system rotated.

2枚の矩形の平面鏡は、反射と像のからくりを学ぶ上での理想的な教材となります。
ブック型に保持しながら反射面を直交させると正像のミラーユニットになることはすでにご存知でしょうが、それから徐々にミラーの角度を鋭角にして行くと、2回から3回、4回、5回・・・と、それぞれの反射回数で自分(カメラ)の像を観察することができます。奇数回反射が裏像になるのは当然ですが、ここで得られる重要な学びは、正像が得られる偶数回反射の時には全系を回転させると(同方向に)その2倍角で像が回転すること、また奇数回反射では、像が全く回転しないことです。
この単純なモデルに限らず、逆視系の反射装置では、前記と全く同じに考えることができ、たとえば、3回反射系のニュートン反射BINOの目幅調整に於いて、鏡筒もしくは筒先の回転での目幅調整が可能なことも同様に理解できます。
直視系だと、これが全く逆になり、4回反射のポロプリズム双眼鏡での中折りの目幅調整が可能な理由が説明できます。

 

FACEBOOK

I am coming to be sporadic to write a diary here, but I am writing my current situation oftener in my FACEBOOK. So, please check my FACEBOOK either along with this page.

WEB日記が遠のいていますが、近況は逐次FACEBOOKの方にアップしておりますので、合わせてチェックしていただけますと幸いです。

EMS-UL SET with IPD-Helicoid in the making

当サイトの更新が遠のいている時は、FACEBOOKに投稿していることが多いので、そちらも合わせてご参照くださいませ。

The EMS SET with IPD-HELICOID includes all the functions that are required in the binoscope making.
All you have to do is to set a pair of the OTAs in parallel.
The focus change in adjusting the IPD is a minor issue, because when the gazers take turns the eyesight will be often re-adjusted regardless of the IPD.

目幅ヘリコイド付きのEMSには、双眼望遠鏡製作のための全ての機能が包含されています。従って、自作者は2本の鏡筒を所定の間隔で平行に固定するだけでBINOが実現するわけです。目幅変更に伴うピント移動は、現実には全く問題になりません。なぜなら、目幅を変更するのは、観察者が交代する場合であり、どっち道、視度の再調節は必要になるからです。(鏡筒平行移動のメカを自作(もしくは調達)できる場合は、各自のニーズやポリシーに合わせて選択されれば良いのです。)

3-pieces of the EMS-US(single use) in the making / 単体用EMS-US X 3 製作中

I never know why so many of the senior manias still stick to the traditional diagonal mirrors which have no superiority except for the cheaper prices.
Do they worship the reversed image?
しかし、未だに古参マニアの多くが裏像の天頂ミラーに固執しているのはなぜだろう? この世から裏像の天頂ミラーが無くなるのはいつのことか?
機材への投資に糸目をつけないマニアでも、超高級ブランドの望遠鏡の接眼部には、ほぼ例外なく裏像の天頂ミラーを装着している。これは、もはや”信仰”としか思えない。イデオロギーの問題なんだろう。あるいはブランド信仰か。

How to parallel the OTAs / 鏡筒を平行にする方法

This is the perfect pictorial instruction how to parallel the OTAs.
This explains the relations of the shift of the target in the eyepiece according to the pan of the scope.
(正立像の)望遠鏡をどう振ると像が(アイピースの)視野内でどう動くかを、この画像で直感的に学べます。^^
BINOの使用段階では不要なことですが、BINOを自作される時には必要な知識です。
同時に、”BINOクイズ”もご参照ください。
基礎的な感覚が見に付いていれば、実に簡単なことです。
(というか、逆にそれが試されます。)
このツボを心得、眼の生理(具体的には調節と輻輳)を理解していれば、BINOの初期調整ほど簡単なものはないと言っても過言ではありません。 微動送りのない、単純な固定方式であっても、条件さえ整っていれば、数十秒で終わる作業です。
逆に、上記を理解していないと、調整の迷路に入って地獄を見ることもあり得ます。^^; メカ環境も影響しますが、基礎的なことが理解できていれば、何も怖いものはありません。
上記基礎がマスターできていれば、自分自身の眼(と目幅)が調整原器になるのです。「調整が難しい。」と言う人は、まだ誤解している部分があるのです。自分の眼が”調整原器”になるか、凶暴な”邪魔者”になるかは、その方のセンスにかかっています。
(正立像の)望遠鏡をどう振れば、新たな対象を視野内に導入できるか?
慣れた者にとっては、本能のレベルで定着していますが、先日の観望会で参加者のオバはんにPushToモードで操作してもらったら、逆に動かされたので、新鮮な発見でした。この感覚は、経験で身に付けるものだったようです。
駆動を停止して手動モードにしていたため月が視野から右に逃げたようなので、その方に、「少しだけ(望遠鏡を)右に振ってください。」と言ったら、左に振られたのです。^^;
あとでよく考えたら、その方はハンドルを持つ手を右に振っていたわけです。(確かにこれも右だ。^^;)