一番困難な部分を最初に制作しています。一見主役に見える垂直回転軸や外輪よりも、この辺の部品の方が加工に集中力を要します。
Clamping tips for the dovetail in the making(新型中軸架台)
Another lot of EMS housings ready to be painted
E-Mail address will change / メールアドレスが変わります。
Reform of the 115EDT-BINO completed(From the Fork Mount to the Center Mount)/ 仕様から中軸架台仕様へのリフォーム完了!
I have made this Binoscope without making.
Q1: Where is the base mount or the framework of the Binoscope?
A1: Nothing!
Q2: Where is the Binoscope Body?
A2: Nothing!
Just put a pair of OTAs on the Center Mount and it acts as a Binoscope.
Hence, a pair of the EMS-UXL and a Center Mount made a Binoscope.
双眼望遠鏡は「作らずに作れます。」
中軸架台とEMSがあれば。^^; もちろん鏡筒が2本要りますけどね。
Limiting Mechanism / リミッター施工
New IPD-Plates near completion / Minus-Weight-Effects
Now that the New-IPD-PLATES is near completion, I would like you to understand my planning policy of MWE, Minus-Weight-Effects.
Specifically, this innovative IPD-PLATES will eliminate at least four OTA-BANDs and a pair of dovetails. That means significant savings of the total weight of the Binoscope.
BINO関連の装置の開発に於いて、私が常に重視しているのは、マイナス重量という考え方です。実体がある”物”を設計しているので、トータル質量がゼロとか、まして、マイナスにするのは不可能なのですが、部分的には可能であり、また、本来なら必須な接続パーツが省けるという意味で、追加重量をマイナスにすることが出来るのです。
今回の目幅調整プレート(BINO用フレーム)について具体的に申しますと、少なくとも4個の鏡筒バンドと2個のアリガタが省けます。
中軸架台の設計では、BINOの台座やCRADLEを省き、さらに、左右鏡筒を把握するアリミゾのセンターを垂直回転軸から一定量低い位置に設定することで、鏡筒の天地方向の追加ウェイトを省いています。
該当装置を軽量に作ることがまず重要ですが、その装置がどれだけ関連パーツを省けるか、ということがマイナス重量に大きく反映されるわけです。極端な例では、マイナス重量の絶対値が該当装置の重量を上回ることもあり、そうした場合では、その装置の質量がマイナスだと言えなくもないのです。
私の美意識がプレートの両サイドを丸くトリミングするのを強く促したのですが、ここでもBINOに仕上がった時のトータル重量を節約することを考慮し、敢えて4つの角を残すことにしました。
鏡筒バンド(アクセサリーバンドを含む)を全て排除するので、上の2つの角はファインダー台座(アリミゾ)の設置場所として確保しないといけません。また右(左)の側面(中心より上)はアリガタをセットするための平面を確保する必要があります。
また、下の2つの角は、操作ハンドル(パン棒)をセットするスペースとして残すべきです。
ちなみに、プレートの段付き穴径ですが、穴径大がBORGの80Φ鏡筒の外径より少し大きい80.2mmΦで、穴径小が接続部品のネジ規格の77.6mmΦになっています。内径ツバの厚みは今回は2.5mmにしましたが、2mmでも良かったかも分かりません。面板の両側から挟む部品のネジ込みの深さがその分、浅くなりますが、問題ないことは検証済みです。
Stay home, and let’s work out! / 家で筋トレしよう!
Great Success on the IPD mechanism / 新型目幅調整機構成功(2020,4/12)
Interim report of the IPD plates in the making / 製作中の目幅調整プレート
Before finishing the polyacetal bearing and the lower guide, I have done with the first experiment successfully.
上部ガイドシャフトのジュラコン軸受、また底部のガイドが未施工で、またグリスも未塗布の段階で作動性の仮テストをしましたが、動画のように、片手で難なく操作できました。このメカは、先日ご紹介したmini-BINOの目幅調整機構と同じアイデアですが、より生産性が良く、剛性もアップする予定です。
mini-BINOは文字通り、finder-BINOに毛が生えた程度の超コンパクトなBINOを想定していましたが、今回はより大きなBINO(出来たら90FLくらいまで)を目指しています。
スライドメカを収納する目的から、板厚は厚い(15mm)ですが、ツバ付きの段穴を開け、ツバ厚を2mm程度まで薄くすることで、BORGの80Φ鏡筒とドローチューブ(7780)の間にこの面板を挟み込む形でセットします。(この方法は、FL90-BINOの自前の鏡筒バンド(リング)にも応用しています。)
左右面版が面一であれば、それに垂直に接続される左右鏡筒は必然的に平行になるわけです。