
通常は数日で出来上がるのですが、たまたま、のっぴきならない問い合わせ等が相次ぎ、2週間もかかってしまいました。 寛大にお待ちくださってありがとうございました。 本日発送いたします。
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
通常は数日で出来上がるのですが、たまたま、のっぴきならない問い合わせ等が相次ぎ、2週間もかかってしまいました。 寛大にお待ちくださってありがとうございました。 本日発送いたします。
前回(8/09)は自転車のゴムチューブ2本のアシスト。
あれからチューブを1本に減らし、今日はチューブなしで挑戦。
2秒半止まれた、と言ったら欲目かな?^^;
確認したいこともあり、画像のとおり近くの空き地でフジノン15cm EMS-BINOを組み立ててみました。
組立時間は3分かかりませんでした。本体、架台、三脚はそれぞれ少し重量がありますが、時間的には気楽に観望態勢に入ることができることを確認しました。
組み立てたと同時にバランスが取れている状態にしてあるので即観望できます。
ハンドルで振り回す感覚は快適そのもので、高射砲で狙っているような物騒な感じもあります(笑)
エレベーター付カーボン三脚CYG54Gの操作も双眼鏡と架台等で約30kgですが、エレベーターハンドルも少し重くはなりますが片手で回転可能でした。(エレベーター耐荷重75kg仕様)
このエレベーター操作で視軸をピタリと合わせることができそうです。
以上、機材組立と操作の感想でした。
今後、天候とシーイングの抜群な日を待って星空のファーストライトをするつもりです。
直視の場合と比較した観望記をまたお知らせいたします。
Comment by Matsumoto / 管理者のコメント;
いつもタイムリーなりポートをありがとうございます。
いよいよ、次は天体でのファーストライトですね。楽しみにしています。
BINO用アイフォカサーをフジノン15cmEMS-BINOに装着した使用感をお知らせします。
(合焦アイピースについて)
まず、所有しているアイピースの合焦を確認してみました。
常用しているマスヤマ32mm、ナグラータイプ4の22mm、17mm、12mmの4組ですが、ナグラータイプ4の22mmだけあと僅かですが合焦しませんでした。あとの3組は余裕で合焦しました。ナグラータイプ4の22mmだけのためにスリーブカットしてバンドクランプを諦めるのは避けたいと思いました。
というのは、アメリカンサイズのペンタックスXW20mmの使用で合焦し、非常にシャープな映像を見せてくれるので満足しています。
ナグラータイプ4の22mmを使いたいときは通常付属のEMSスリーブで同焦点リングをかませて観望することにしたいと思います。
その他、所有アイピースで合焦したものは下記です。
・モーフィア17.5、12.5
・ペンタックスXL28、40
・ニコンNAV-SW10
(使用感について)
まず最初に感じたことは軽量で頑丈な造りに感心しました。
軽量アイピース用とありましたが、ナグラータイプ4シリーズの重量級アイピースも難なく使用できました。
外付け直進ヘリコイドフォーカサーのガタは皆無です。
そして一番強く感じたことですが、アイピースを覗きながらピントを合わせる作業が目のすぐそばのヘリコイド回転でできるということです。
今までの双眼望遠鏡では鏡筒の合焦を手を伸ばして合わせていましたが、目の近くで行えるということは微調整感覚が一段と増した感覚がするのです。まるで減速装置を使っている感覚と申しましょうか。快適そのものです。
この度、この操作感覚をEMS改造に伴って触れることができたことを幸せに思います。
Seeing was awful and the cars running on the front road, rout-53, were always causing the vibrations. Despite of the title, this movie was taken by only the right OTA of the 20cm-BINO, and the impression by watching with both eyes is quite different.
言い訳がましいですが、20cm-BINOの双眼視のイメージには到底及びません。BINOを使用しても、撮像は常に単眼ですから、双眼、眼視派としては、いつも悔しい思いをします。
10/6は最接近で、接近中の台風のために以降の天候に期待できないことから、備忘録的に記録しておいたものです。シーイングも悪く、前の国道53号線を走る車の振動に常に悩まされながらの撮影でした。
WIFIカメラにも問題があるようで、もともと彩度が乏しく、露出を増やす模様が飛んでしまい、暗くすると色があせてしまいます。眼視では、赤い火星がちゃんと見えていたんですけどね。
景色観望記です。
いつもテスト観望している3km先の電波塔をスマフォでコリメート撮影(片方の接眼)してみました。 アイピースはナグラータイプ4 22mm、倍率34倍 手持ちスマフォでこのくらい写るのですから、実際の双眼視の印象は想像してもらえるのではないでしょうか。
フジノンEMSビノ恐るべし!
フジノン直視の昼間の景色観望ではコントラストやシャープ感は確かにあったのですが、少し眠い感じがありました。 今回のEMS接眼部の換装により、その眠さがなくなり、正に覚醒した映像に変わったと感じています。 松本さんの執念を感じたEMS改造、恐るべし!
Comment by Matsumoto / 管理者のコメント;
さっそくのVIVIDな続報、ありがとうございました。
手持ちコリメート写真、ありがとうございました。像の素性の良さが伝わりますね。双眼視の効果が1枚の写真では伝えられないのが悔しいですね。
それでも客観的なデータとして価値ある写真をありがとうございました。 早く夜、晴れますように。^^(夜の部に期待。^^;)
本日、無事に依頼者の方の元に届きました。
さっそくに地上風景ファーストライトのご感想をいただき、特別にお許しいただいて、そのまま掲載させていただくことにしました。
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無事に組み立てが完了しました。 ひとまず感動3話です。 【感動①】 添付画像のとおりファインダーを装着し、送られてきたままのハンドル兼ウエイトを取り付けたらどの仰角でもフリーストップ状態で大変気持ちが良い操作性で大満足です。よく計算されているなぁと感動! 【感動②】 あの部屋のインテリアと化していた直視のフジノンが90度対空に大変貌を遂げていました! この事だけで今後、稼働率は格段に上がることでしょう。 首の痛くなる観望から解放され、じっくりと90度対空観望ができる喜びは一言では表せません。 手放すことなく、この機会を待ってて本当に良かったです。 この機材で天文熱の再開となりそうです! 【感動③】 明るい時刻から先ほどの夕暮れまで街の景色を観望していました。 よく見栄味について語られている話ですが、「昼間はコーワハイランダープロミナーが勝るが、夕暮れ時から見栄味が逆転し、大口径フジノンは凄まじい明るさと鋭像を見せてくる」 この改造機も同様なのですが、それにもましてEMS効果は絶大で、より一層明るさが増大し、色ずれも無くなったような感覚が実感できました。 高品質な2インチ広視界アイピースが自由に交換できる観望気分はもう最高です! 【感動④】 この度のEMS取り付け改造ではバックフォーカスの制約の関係でEMSにフォーカシング機構が省かれました。最初はどのようにしてフォーカスさせるのだろうと不安でしたが、アイピースの抜き差しによる同焦点リングの活用案を聞いて「なるほど」と思いました。 考えてみれば無限遠対象の星空観望にフォーカシングが必要ないこと、目から鱗でした。 アイピース毎の同焦点リングを製作いただいたおかげで、無用で無意味なフォーカス操作のない、正に即観望の態勢に入ることができるようになったのです。 天体望遠鏡におけるフォーカシング不用論、既成概念を疑って思考することの大切さを学びました。 景色観望で感動しているのですから、星空観望はどんな驚愕シーンが待っているのかとワクワクしています。 星空観望記はまたお知らせします。 ひとまず景色のファーストライトの感想でした。 *********************************** Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント; タイムリーなご感想、製作者として、何よりの励みになります。 また、掲載をお許しいただきましたことに深く感謝申し上げます。 続報も楽しみにしていますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。 私も感動が極まり、多く語れません。