EMS-UML for Macau in the making

I had made the special EMS-UL with the same light path of EMS-UM 10-years ago for the request of the repeater.
Now, I am making another one after about 10-years.
Squeezing the larger mirrors in the housing set up of EMS-UM requires the ultra-edging of the mirror which is rather painstaking task, but the effect is great.

The photo above explains the shape of the EMS-UML of 10-years ago.
I am making further effort to make the most of the mirror size utilizing the 10-year’s experience.

 EMS-UMLは、EMS-UMのハウジングに無理やり限外のサイズのミラーを押し込むもので、言い換えると、EMS-ULの光路長をEMS-UMに短縮するものです。
 EMS-ULと同じ価格設定にしていますが、加工の手間からすると割に合わず、リピーターの方を中心に受注しており、積極的に宣伝して来ませんでした。

 上のミラーサイズ(形状)の比較写真は、10年前のものですが、今回はさらに際どいミラーサイズの確保に挑戦してみようと思っています。当時は、斜鏡形状からの切削加工から始めていましたが、今回は最終形状のEMS-UL用の特注ミラーからの加工になるので、数段楽です。

 ほぼEMS-ULの光学的キャパ(有効実視界)でEMS-UMと同じ光路長、それがEMS-UMLです。

Parallel Gauge for the Center Mount

This jig-tool is not for the users, but for me, the maker.
It is just like most of the EMS users can dispense with the right-angle surface gauge. But, this movie will be a good hint to understand the theory of the Center Mount.
 これは製作者用のツールで、左右のアリミゾ爪の平行度をチェックする物です。
 ユーザーさんには普通、御用はない物ですが、いざという時のために、こうした方法があるということをインプットしておいていただいてご損はないでしょう。
 遊んでいるアリガタが2本とデジタル傾斜計があれば平行度はチェックできますがね。

ブラックボックス化して行くのが、工業製品の進化のゴールのようで、端的な例として、2~3歳の幼時(時には猫でも)がスマホをスイスイ動かします。

 しかし、それは物によりけりで、仕組みを熟知した方がより楽しめる物も少なくありません。
 EMS-BINOはその好例です。

 双眼望遠鏡の光軸はずれない方が良いに決まっていますが、剛体としての剛性だけを追求すると、市販の大型双眼鏡そのものの構造にならざるを得ず、逆にアイピース交換時の不可避の光軸ずれを補完することも出来にくくなってしまいます。
 光軸がずれにくい努力をするのは当然ではありますが、ずれる可能性があるから初期調整が簡単に出来るということもあるのです。

Practice of Planche and Iron-cross / プランシェと十字懸垂の練習

プランシェの練習を開始して2ヶ月余りで、ゴムの力を借りてやってこの程度まで来ました。

ゴムなしだとまだこの程度。敢えて醜態をさらしておきます。^^;
プランシェは非常に高度な技で、体操選手でも出来る方は一部です。(自分も高校時代に出来ませんでしたから。)これに比べると、先日ご紹介したバックレバーや(多分これからご紹介する)フロントレバーはずっと簡単です。

 脚前挙十字懸垂の練習方法を提案しておきます。ゴムの掛け方は様々ありますが、この器具にはこのやり方が良いみたいです。
 これもまだまだですが、高校の終わりには2~3秒は止まれていたので、いずれ出来るでしょう。

EMS-UM SET for the Swarovski completed!

 X95-BINOのユーザーさんが、同シリーズのより小口径の対物ユニットとマウントを共用するために特別にEMS-UMのみを供給させていただくものです。

 SWAROの対物ユニットとの接続には、所定の手順が必要で、通常仕様のEMSのように、レゴブロックのように無神経に接続してはなりません。たとえ経験者であれ、慎重に初期セッティングしていただきたいものです。

EMS-UM for the Swarovski in the making

Note the extremely short flange instead for the normal 2-inch barrel to connect the telescope. That’s one of the reason that I am reluctant to deliver it to those I don’t know.
 通常の2インチバレル(30mm長)でなく、極短いテーパフランジ(6mm)で望遠鏡(アダプター)側に接続します。当然、ミラーエッジは際どく突出しているわけで、とてもこのEMSを知らない方に託すことは出来ません。(当ケースでは、EMS単体をお送りできない理由の一つです。)
 なぜここまでしなければならないか、ですが、再三ご説明しているように、SWAROVSKI(他社も同じ)等のフィールドスコープの対物ユニットは、自社の交換部品にマッチした最小限のバックフォーカスしか備えていないからです。
 通常のEMS-UM/USでは、到底バックフォーカスが足りません。光路長を稼ぐために、あらゆる工夫を凝らしているわけです。そうした事情を共有できない方には販売しない方が良い、という判断です。(熱意があれば別ですが、熱意を示した方はいません。^^;)

EMS-UM SET customized for Swarovski-objective unit in the making / スワロ用EMS-UMセット製作中

I will not usually cater to those who wish only the adapter or the customized EMS. This is for the order from the repeater who understands the know-how of setting it to the objective unit of the Swarovski’s field scope.

 初期セッティングがやや複雑なので、パーツのみ(アダプターのみor EMSのみ)のご注文は通常、受け付けていません。今回は、Swarovski X95-BINOのユーザーさんのリピートということで、特別に対応しています。

 このアダプターの構造、使い方、注意につきましては、以下に詳しくご説明していますので、ユーザーさんはご精読をお願いします。
 (本来なら、対物ユニットのオスのバヨネットに対して、適合するメスのバヨネットが作れたら理想ですが、バックフォーカスの成約により、特殊な方法で接続するアダプターを製作しました。)

SWARO用アダプターの過去の記事

ORIGAMI, reward of the petit Star Party / 折り紙、観望会のお礼^^

This “ORIGAMI” was the reward of the petit Star Party I held for the kindergarten boy and his mother on August 5th.
He and his mother enjoyed thrilling time with Jupiter, Saturn and the Moon.
He had amazing knowledge of astronomy as quoting the mechanism of Supernova explosion.
And he brought this Origami to me as a token of his gratitude the next morning.

 ちょっと日にちが経過してしまいましたが、この記念の折り紙をweb日記に記しておかないといけません。
 豆天文博士の幼稚園児(男の子)とお母さんのために、8月5日に店の前の歩道上で開いたプチ観望会。木星、珍しくそれに接近した土星、そして遅れて昇って来た満月近い月に感激していました。
 この折り紙は、「昨晩のお礼」と言って翌朝彼が届けてくれたもの。^^
(月はもっと若い月齢で見せたかったのですが、ずっと天気が悪かった。)