Evolution of the 15cmF5-BINO,from Version-1 to Version-11 /15cmF5-BINOの変遷

 タイトルと矛盾しますが、2003年頃に最初のVersionをリリースして以降、今日まで突っ走って来たわでですが、ほとんど記憶が飛んでしまっているのです。   PCの基本操作やHPの編集を含めて、右も左も分からず、海外からのお問い合わせへの対応等も含めて、無我夢中でやってまいりました。
 途中で、プロバイダからの容量オーバーの指摘に怯えて、サムネール以外の画像の大半を削除してしまったことも悔やまれます。

 ということで、今日までのVERSIONを全てクリヤーに再現できませんが、記憶や残った資料を再確認しておきたいと思います。

 当初は鏡筒平行移動方式の目幅調整で、(改造)VIXENのHF経緯台仕様で、VERSION-10では、中軸架台仕様(ヘリコイド目幅調整)だったりしますが、フォーカサーの変遷のみに着目してまとめてみたいと思います。
 当初モデルは、オリジナルのフォーカサーを市販の反射用のlow-profileなフォーカサーと交換することで、光束の確保とバックフォーカスの追加確保を何とかやっていたように思います。

 VERSION-2 ~ VERSION-6 までが記憶(と記録)が飛んでしまっていて、VERSION-7が確か、前回ご紹介したロッド式フォーカサー(65φ差し込み)で、VERSION-8が、下の写真の自前製作のクレイフォード式(65φ差し込み)だったと思います。

 そして、際めて少数でしたが、VERSION-9がやはり自前のクレイフォード式(3.5インチクラス、90φ差し込み)で、VERSION-10は、市販の3インチクレイフォード(改造、90φ差し込み)を使用していました。
 つまり、フォーカサーを11回変更したことになります。EMSとは無関係な部分にこれだけのエネルギーを傾注させられて来たわけで、何とも複雑な心境になります。 極限までコスパを上げた大口径(15cm)超単焦点鏡筒ですから、フォーカサーも小口径用を転用しているのは仕方ないことなのか? しかし、ユーザーは、より大きな口径と高視界を希求して購入しているわけだから、アタッチメントによってバックフォーカスが足りなくなったり、口径が13㎝にケラレてしまう仕様は、あまりに無責任と言わざるを得ません。
 多分、メーカーは、「いやなら高級な鏡筒を買え!」と言うのでしょうが・・・。
 ニュートン反射鏡筒は、その点、ドブソニアンが進化して、遠征眼視目的への合理的な対応が見られますね。
 屈折鏡筒は、写真(撮像)マニアに媚びた高級路線を突っ走っていて、過剰な重厚路線が続いています。DeepSkyの眼視観望目的に特化したリーズナブルな大口径鏡筒の選択肢が非常に限られています。

 長々と書きましたが、そうした業界の非合理な製品を、アイデアで合理化(改造)してやろう、という信念で今日に至ったということです。

Zero-Weight 3.5 inch class Focuser quite Successful ! / 追加重量ゼロの3.5インチ・フォーカサー

Do you think it reasonable to replace the focuser of the cheap achromatic OTA for that of 3.5-inch class which is more expensive than the OTA itself?
Neither do I. I have just hit on an idea of the subtraction rather than the addition. The additional weight is zero or minus because the added mechanism is more light than that of the removed original small focuser.

 ゼロより軽い3.5インチクラスのフォーカサーが実現しました。
ゼロより軽いとは、取り外したオリジナルのフォーカサーよりも軽いか、同等の重量で実現できたという意味です。足し算ではなく、引き算の発想で突破口が開けました。
 さらに、バックフォーカスの追加確保を、鏡筒の切断なしで達成しましたので、まさに一石二鳥、三鳥のアイデアとも言えます。
 15cmF5-BINOのVERSION-11は、鏡筒2本よりも軽く出来そうです。
(従来の運用方法である、鏡筒バンド込みを考慮すると、元々の鏡筒よりも軽くなるわけです。)

 ↑ 2003年頃(18年前)に一時期製作していたロッド式フォーカサーです。
65φ差し込みですから、今回試作した物(90φ差し込み)よりもずっと小さいタイプです。
 旋盤加工によるすり合わせ摺動で、過剰な剛性で、粗動、微動共、渋いことが難点でした。(グリスが必須なことも問題でした。) また、粗動クランプがロッドを横から押すネジでした。今回開発中の物は、ロッドを同軸的にチャッキングします。

今となっては、懐かしくもあり、汚点でもあり、複雑な心境です。
ただ、着眼点は間違っていなかったわけです。

EMS-UMA SET for Switzerland in the making

 EMS-UMA セット(旧EMS-UM相当)ですが、鏡筒最大径=132mmとのことで、ハウジングのスペーシングは旧EMS-UL(光路長=150mm)と同じにしました。(現行のEMS-ULは接続部の光路長が2mm短くなっています。)

Front-Lever 2021,9/8/ フロントレバー

 これが ”フロントレバー” です。
68歳4か月で練習を始め、69歳8か月で成功しました。
24回長崎国体に出場した時点(17歳)では出来なかった技ですので、当時より体重が10㎏近くアップしていることも考慮すると、当時よりも(無酸素の)身体能力がアップしていることになります。 褒めていただけますか? ^^;
 高齢になるにつれて、軽い有酸素運動が推奨されますが、私は、無酸素運動能力こそ、高齢者の真骨頂だという信念があり、自ら実証して見せるつもりでおります。筋肉は死ぬまで発達する!
(この時節は、通常は下着のパンツ一丁で練習するのですがね。そのまま公開すると家内がうるさいので、トレパンを履いています。トレパンでも、下半身の重りとして効くので、結構辛い。^^;)

Demolition work of the old city hall (after two months) /旧市庁舎、解体始まって2か月

 7月1日に始まった解体工事、2か月が過ぎた。外見上の変化は、玄関口に続くアーケードが撤去された以外は、識別できない。素人には分からない作業があるのだろう。

 ↑ この管理事務所、着手初日の7月1日に一挙に組み上がった。事前に聞いてなかったので、ショックを受けた。地上目線だと、空の下半分に蓋をされたような印象だ。店の前で気軽に星を見ようとするモチベーションが劇下がりだ。
 工期予定だと、これが1年間続くことになる。

 これは着手前の状態。 今となっては、実にすがすがしい眺め。