垂直回転軸(中軸架台)内の重心移動メカの成功を確認しましたが、並行して進めて来た、目幅調整メカを同じく垂直回転軸内に収納する方法の目途がつき始めたので、どちらを優先すべきか、迷っています。
Challenge for the perfect COG (Center Of Gravity)/ 中軸架台への重心(天地)移動機構の開発


メカとして成功するかどうかよりも、理解者がどれだけいるか、ということの方が気になるこの頃。(また徒労に終わるのではないか?)
ムービングピースの両サイドの適当な位置に、アルカスイス規格のアリミゾシューをセットします。それらが一体として、上の調整ノブの回転に従って上下に移動するからくりです。この微動メカは、15cmF5-BINO(VERSION-11)で検証済みです。
スライド機構のために、中軸架台の厚みが増してはまずいので、元々の設計にあった、垂直回転軸の中空に収納することにしました。 軽量小型BINOで重量級のアクセサリー(アイピース等)を着脱する際、カウンターウェイトを省いて重心調整が出来ることを狙った挑戦です。
XY knobs, 50-pcs completed !
Another EMS-UXL SET for the US in the making
Center Mount of the Arca-Swiss-Version
The last EMS-ULS SET completed !
Sudden Hail / 急な あられ
Mirror trimmings for EMS-ULS

The material mirror should be trimmed into the appropriate shape to be accommodated in the housing.
外径を上の画像のように、自動機械(メガネレンズ用のエッジャー)で削ります。

機械で外形加工が済んだら、今度は手作業で特殊グラインダーを使用して尖端(裏側)を斜めに削らないといけません。20年以上この作業を続けたお陰で、耳を大分悪くしました。^^;
また、(言葉が独り歩きするのが怖いですが)、蒸着後の加工は、バリや傷等のリスクもあります。 そのため、ULS以外のミラーのほとんどは、最終形状のミラーを特注して確保しています。
以上がULSを中止(特注扱い)した理由です。
After the shaping, both rear edges should be ground to evade the collision with the adapter rings.
Currently, all the other type of the EMS have omitted this process because the material mirrors are made for the final shape. Now, you know the reason why EMS-ULS is discontinued.