Principle of the EMS/ EMSの種明かし-2

紙面に直交して手前向きがZ軸

 以前の”EMSの種明かし”が理解できない、と言う方が多いので、
今回は全く切り口を変えてご説明します。

 まず、上図のように、正三角(実際は台形になりますが)プリズム2個を対面させて、プリズム2をX軸の回りに一定角回転させると、正立プリズムになるということ、これを既成事実として受け入れてください。
 次に、どのくらいねじると、正立解になるのかご説明します。
 これも、専門的に追及すると、スキップされると思うので、2つのプリズムの反射面(2と5)の法線が
直交する時が正立解になることも、アミチプリズムの既成事実として受け入れてください。

 上記の前提で、話を進めます。

 主光線ベクトルAは第1プリズムの反射点2→第2プリズムの反射点5を経てベクトルBとなります。

2つの反射点での法線ベクトルをそれぞれ、ベクトルN1,ベクトルN2とします。

ベクトルN1は、
| 1|
| √3|
| 0|  と表せます。

ベクトルN2は、
| -1|
| √3|
| 0|  と表せます。

プリズム2をθだけX軸の回りに回転させた時が正立解で、その時、ベクトルN1とN2が直交、
即ち、→N1と→N2の内積=0 になれば良いので、式を立てます。

| 1     0     0 |   | -1|      |  -1  |
| 0   cosθ  -sinθ |   | √3|  =   |  √3cosθ|
| 0   sinθ   cosθ |   |  0|      |  √3sinθ|

上の式の右辺が、プリズム2の回転後のベクトルN2’です。

| 1|      |   -1 |
|√3|   .   |√3cosθ|  =   0 
| 0|      |√3sinθ|

↑ベクトルN1とN2’の内積=0 ということ。

展開すると、

-1+3cosθ=0

cosθ= 1/3

いかがでしょう? 同様の方法で、ベクトルAと、プリズム2の回転後のベクトルB’が直交していることも分かります。

FC100DC-BINO on the Center Mount by Mr.H in Japan /大阪府のH様からの写真リポート

Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント;

”スムースに振り回せて素晴らしい架台ですね。”とのお言葉をいただきました。
 正直なところ、この使い方は想定しておらず、片側にBINOをセットされる際には、反対側にアクセサリープレート等をセットして重量バランスを考慮されることを推奨していましたが、このクラス(重量)までのBINOであれば、問題なさそうですね。^^
 Hさん、美しい写真をありがとうございました。一通り観測されてからの追加リポート、楽しみにしております。^^

Κлавдия,Чудесная любовь /クラウディア、奇跡の愛

”Пусть всегда и везде сопутствуют удача и любовь” Клавдия. 16.11.2003 г.

「晩年は、ここよりも気候の良い、ウクライナで暮らしましょうね。」と、クラウディアさんは言っていた。
 どちらもご本人の自筆。鳥取市での歓迎会の会場でいただいたもの。
2003年の11月、私は、クラウディアさんと蜂谷弥三郎さんの両方とお会いする機会に恵まれた。

Две жизни Ясобуро Хачия” Фестиваль Радонеж 2015 / 蜂谷弥三郎さんとクラウディアさんのドキュメント

Another Center Mount near completion !

 H様、連休でスラストベアリングの入荷と一部パーツのアルマイトが遅くなっています。 いずれにしても秒読み段階になっていますので、あと数日お待ちくださいませ。(傾斜センサーはすでに確保できています。)

EMS-UMB for the single use in the making

 写真から、最大限のミラーを最小限の光路長で組み込んでいることがお分かりと思います。この特殊なトリックのため、逆眼(右眼)仕様への、ユーザー様サイドでの変換は出来ません。(ミラー同士が干渉する)
 従って、逆眼仕様をご希望の場合は、御注文時にご指定ください。