

すでにEMS-UXLを通常のBINOで運用していれば、それを即利用しない手はありませんね。
物空間配置のヘリコイド目幅調整、面白いことに、ピント移動が生じません。(落ち着いてお考えいただけば理由は自明。)
本来、EMSのアイピースを挿入する部分に、倒立像の超広角望遠鏡(たとえばカメラレンズ+アイピース)をセットすれば、光軸調整と目幅調整の機構が完備した超広角で正立像の双眼鏡が完成するわけです。
まだ、ほとんど誰も注目しない。 それはそれで、醍醐味でもありますね。
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
Dear clients,
I am terribly sorry for the delay, and thank you for waiting patiently.
The order of September is not yet cleared, and it is not likely to be delivered for the order of October.
I will do my best, but please understand the situations.
廃業予告宣言の後、駆け込み注文が集中し、9月分ご注文の納品が完了しておりません。
遅延の件、本当に申し訳ございません。これより最善を尽くしますので、今少しお待ちくださいますよう、お願い申し上げます。
20cmクラスBINO用が珍しくなくなりました。
傾斜センサー、試運転問題なしでした。
ただ、ユーザーさんのSkySafariのVersionやタブレットによって設定方法が微妙に異なるので、お引き取りには必ず、ご使用のタブレットとモバイルバッテリーの両方を持参されることをお勧めします。
(設定に結構てこずる場合がございます。)
たかがファインダーですが、EMS-BINOに適したセット位置というものもあり、また中軸架台では、鏡筒を90度倒してセットするため、メーカー想定のファイだー台座が使用できないことが多いのです。
どたんばで結構頭を捻りましたが、買い置きしていたアルカパーツを利用して、写真のような配置にしました。
純正のケースにEMSごと収納、というのは普通はあり得ないことで、このAskar120鏡筒ならではの例外です。もちろん、クッション材は適宜カットしないといけません。
標準でセットしてある、長い延長筒を除去したお陰です。
実は、単体のEMS作りが当方の本業です。
原理的に、合理的な双眼望遠鏡用の正立手段なわけですが、当初に開発者が意図しておりました、既存の裏像手段を一掃するという目的が果たせないまま、双眼視の手段として有名になってしまいました。
未だに、EMSは”特殊な望遠鏡アクセサリー、という業界(及びマニア)のご認識かと思いますが、開発者の本音としましては、眼で覗く道具としての天体望遠鏡を、人間光学的に完成させるための主要部分と考えているので、いかに表面的なリップサービスで接近されましても、既存のメーカーさん(及び代理店さん)との意識の乖離は埋めがたいものがあるわけです。
既存のメーカーさん(代理店さん)は、望遠鏡アクセサリーを望遠鏡本体よりも見下しています。
マニアの方々も、それに洗脳されていて、望遠鏡を購入された後に、「さて、EMSが使えるだろうか?バックフォーカスは十分だろうか?」と気付かれます。EMSが使える鏡筒を探す、という発想に至る方はまだ少数派のようです。
メーカーさんは、新規鏡筒開発時に、「EMSが使える仕様にしないと・・・」という発想はまずありません。
目幅調整の送り機構を追加しました。
回転シューを噛ませることで、初期セット姿勢の自由度を与えました。
初心の頃は、”倍率”にしか関心ありません。
皆さんも、観望会の度に、「これは何倍の望遠鏡ですか?」と質問されて、当惑されることと思います。
実視界を追求するようになるには、何年後か、あるいは数十年後でしょうか、一応の初期の目的を達成してからの贅沢かも知れませんが。
通常の天体望遠鏡的スタンスでは、実視界に大きな壁があることに気付くわけです。
赤線の所で分解できることを発見。
下の4本のボルトで分解できる。つまり、スペーサーを挿入し、長いボルト4本を用意すれば、フォークを任意の長さに延長できるということ!