8-24mm Zoom tested on the Finder-BINO-50

私はもともとズームアイピースには興味はなかったんですが、遠くの鉄塔に止まっている鳥の種類は?と、またアイピースを交換してフォーカシングをするよりも、このミニBINOにはズームアイピースが便利だろうと、リーズナブルな物(SVBONY8-24ZOOM)を試してみました。
 手持ちiPnoneで炎天下の撮影であることを考慮してご覧ください。(スマホの隙間から太陽光線が侵入し、本来のコントラストが表現できません。)
 結果は、非常に良好でした。最低倍率での見かけ視界が少し小さくなるのは、ズーム一般の宿命ですが、その他は非の打ちどころがありませんでした。何より、常にアイレリーフが20mm近く確保できているのは、私の好みにぴったりでした。

 当初、倍率を上げた時のために、ファインダー台座をどこに設置しようかと、いろいろと準備を進めていたのですが、「ファンダーにファインダー?」ということもあり、ズームアイピースが閃いた次第です。^^

 低倍側でやや狭くなる見かけ視界も、このミニBINOのプリズムの小ささには合致しており、コントラストも向上するようです。視野円の円周がくっきり黒く縁どられるのは気持ちの良いものです。

 

OWL 125 BINO by Mr. Pietro Ferraro,Italy

Hello dear Mr. Matsumoto.
The binoscope exceeded all my expectations. Hoping to please, I send you some photos of the instrument.
Pietro

Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント:

Thank you, Pietro!,
It is my happiest moment that I receive a report from my client. Congratulations on completing your fine Binoscope! I will be looking forward to hear from you again with the follow-up reports.

Minimum IPD limiter is added (Finder-BINO)

 小目幅方向に限界を超えて送りネジを操作すると、ジャッキやバイスの原理で強力に互いの対物枠付近を押し合い、光軸がずれる懸念があるため、小目幅側のリミッターをセットしました。

Finder-BINO(50mm) completed !

 中央の送りネジと両サイドに2本のガイドシャフトと、回避すべきメカパーツが多く、配慮が必要です。
 左鏡筒が目幅スライド、右鏡筒は固定で、光軸の初期調整は、右鏡筒の2本の台座下スペーサーパイプを旋盤で薄紙をはぐように削りながら行います。
 低倍限定(25倍以下)と考えているので、使用中の光軸調整は不要です。
(オリジナルの状態は、ブラケット底部中央に1/4インチネジ1か所のみが切ってあります。今回は、それを挟んでM5のネジ穴を24mmスパンで施工しました。)

EMS-UL for the single use in the making

 ”Bino Progress Report”に単体のEMSの報告はおかしいのですが、まとめてここに投稿させていただいています。(コーナーの名称を変えるべきか?^^;)
 2セットのBINO用EMSを組み立てた後に、単体のEMSを組み立てると、その作業の楽なこと、楽なこと! 構成ユニットの数が8から2に減るのですから、当然ですね。
 写真から、ミラーのエッジが望遠鏡側、ユニット間接続側で突き出していることがお分かりと思います。それが、光路長に於いて、1+1<2 のマジックなのです。2枚のミラーが空間的に交差しているから可能になる芸当です。 

 最近の単体用EMS-ULは、光路長を2㎜短縮したことに加えて、極限まで大きい(長い)ミラーを使用しているために、左仕様をユーザーさまサイドで右仕様に正確に組み替えることが出来ません。右眼仕様をご希望の場合は、御注文時にご指摘ください。

Unusual clouds / 珍しい雲

17:00

 午後5時頃、閉店時、店舗前で南西方向、海の波(正弦波状)を俯瞰したような珍しい雲が見えたので、iPnoneでパチリ。