
50mmアクロ、フィールドスコープ、f=250mm, SVBONY ZOOM 8-24の8mm(31倍)
iPnone手持ちコリメート(撮影アプリはCAMERA+)
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
塩ビパイプ用のキャップ(呼び径50)を加工しました。
門外漢には紛らわしい”呼び径”ですが、どうやら、内径50mmのパイプの外径にかぶるキャップ、という意味らしい。従って、このキャップの内径≒60mmで、外径は72mmありました。
まずは端面に36.4mmP=1ネジを施工。
内径を63mm強に削り、片面をトリミング(目幅対応)したところ。
Taken by a handheld iPhone through the clouds.
The quality of the photo is not the issue, this was an experiment of proving the system to be able to observe the prominence.
The result was a great success!
流れる雲の切れ間を狙う、悪条件で、手持ちiPhoneでの撮影です。
今回は、良い写真を撮る目的ではなく、このセットアップでプロミネンスが観察できることを証明したものです。
COMBO-QUARKは、本来は接眼部で使用するものです。
ただ、極小のフィールドスコープに本来の使用法を適用するのは、バランス的に無理があります。テレセントリックバローを使用してF値を20前後以上にしたり、対物側にERF(Energy Rejection Filter)をセットしたりと、大変な装備になります。
発想を転換して、COMBO-QUARKを対物の前にセットしてみました。
口径は20mmくらいに絞ることになりますが、QUARKは平行光線で使用することになるため、バローは不要で、余裕で太陽のフルディスクが観察できます。
予想通り、プロミネンスはばっちり見えました。今度、完全に晴れた条件で、再度検証してみます。
17:49 PM 同じミニBINOで月を撮ってみました。(31倍、手持ちiPhone)
写真は難しい^^;。
Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント;
I have just received the completion report with the fabulous photos!
Let me send my heartfelt congratulation on his fine Binoscope!
The follow-up report of the detail of the Center Mount will be appreciated.
Thank you again for the hot report, Mr. Myung!
完成報告の速報をいただきました。
中軸架台までの製作、お見事です。
ご使用後の追加リポート(架台の詳細を含めて)を楽しみしています。
Myungさん、素晴らしいリポートをありがとうございました。
追記;
This Binoscope was constructed by Dr. Noh who is the famous amateur astronomer in Korea.
韓国のアマチュア天文家の間で名声の高いNoh先生が架台、三脚を含めて製作組み立てされたそうです。
実は、左は眼側のフィルターフランジですが、接続バレルとしても使用できます。
望遠鏡側の事情(バックフォーカスが短く、ドローチューブ内径<2”)で短いバレルをご希望の場合は、御注文時にご指摘ください。(価格は、標準仕様と同じです。)
ドローチューブ内径>2”であれば、光路長に影響はないのですが、望遠鏡側のバックフォーカスが短く、さらに2”が挿入できないドローチューブだと、問題が生じるわけです。
ホームショップに置いてあるオモチャの天体望遠鏡ならともかく、老舗のブランドメーカーが2”が挿入できない望遠鏡を製造していること自体が、私には信じられません。罪作りだと思います。
直視タイプの天体望遠鏡(屈折やマクストフ、シュミカセ)は、アイピースを直接挿入して使用するのは稀であり、たとえ2”アイピースは使わなくても、そこには対空視手段や撮影ユニットを接続するわけで、その接続径をことさら2”未満にするメリットがどこにあるのか???
EMSは、開発時点で、汎用性を特に重視して設計しております。
接眼部のフィルターフランジも外径2”、望遠鏡側接続バレルも2”、さらに、ハウジング(白塗装の部分)の開口内径も2”と、ユーザーサイドでのカスタマイズや応用に配慮しています。