十分に長いバックフォーカスから、伸縮鏡筒(140)、着脱可能な延長鏡筒(120)と、Asukarシリーズ鏡筒の、BINO化に好都合で斬新、英断の仕様を絶賛した後ですが、BINO化の視点から見ますと、まだ不十分な点もありました。
Askar-120での経験から、今回もバンドボトムは10mm以上のスリム化を予定していたのですが、上の写真のように4mmのトリミングが限界でした。なぜか? それは、バンドボトムが裏側から大きく肉抜きしてあり、中空になっていて、希望の量だけカットすると、アリガタを取り付けるネジベースを消失することになるからです。まあ、たった4mmですが、光路長換算だと√2倍になるので、5.7mmの光路長節約です。
アリガタの無駄な部分をカットしました。
かなりの減量になりましたが、主目的は減量ではなく、天頂時にアリガタが中軸架台の水平回転部と干渉しないための処置です。