この定理も、幾何光学ではよく利用するので、空気のように身に付いていないと、躓いてしまう。
1. 大きい正方形の面積=(a + b)^2 = a^2 + 2ab + b^2
2. 小さい正方形(黄色)の面積= c^2
3. 水色の三角形×4の面積の総和 =(ab/2 )×4 = 2ab
(1) の面積(大きい正方形)から (3) の面積(水色)を引いたのが、小さい正方形(黄色)の面積だから、
(1) – (3) = (2)
つまり、(a^2 + 2ab + b^2) – 2ab = a2 + b2 = c2
このことから、幾何光学で極めて重要な定理である、
sin2 θ + cos2 θ = 1 も導かれる。
( 蛇足ながら、c=1 のとき、a = sin θ , b = cos θ )