FOT104-BINO in the making-3

鏡筒側のエンドアダプターを極短にすることで、44-18=26mmの光路短縮を達成しました。
前回ご説明したように、フランジでの短縮の16mmとで、合計42mmの短縮です。
2インチではなく、65mmにしたのは、次の写真で説明します。(当然、EMSには65Φバレルを装着します。)

 製作現場では、とかく予想外の困難に直面するものですが、一方で、予想外の幸運に恵まれることも少なくありません。何と、ドローチューブ内径が、65Φバレルがしっくりと入ることが分かったのです。
 極短のアダプタ―自体の65Φ内径部分は深さが8mmしかありませんが、奥のドローチューブの内径も65Φなので、極めて強固な接続が可能です。また、接続径が大きいということは、EMS全体が不用意に回転してしまうことを防ぐ効果が大です。(回転に対する固定が強い)