このBINOには、従来の独立した概念での”鏡筒”はありません。
中央プレートに対物側のラッパフランジの首と接眼側のメガネプレートをセットして基礎フレーム(最大部品)を構成し、対物ユニットと接眼側フランジ、フォーカサーは構成モジュールとして現場で組み立てます。口径20cmともなれば鏡筒単体着脱でも結構大変だろう、という想定での工夫です。もちろん、必要があればさらに分解できますが、通常はこの部分は組み立てたままで管理します。(丸い紙を多数貼っているのは、これから施工する肉抜きのシミュレーション。)