傾斜センサー0N C8-BINO (YAMANEKOさん、北海道) / Altitude Sensor on C8-BINO

北海道のヤマネコです。
数年前に四国のYさんにシュミカセC8、2本とEMSを譲っていただきました。
最初は、TG経緯台やGP赤道儀を経緯台に改造したものに載せていました。
しかし、数ヶ月前にロスマンディのAZ8経緯台を入手しましたので、シュミカセ2本が搭載できるように改造してみました。
また、シュミカセも現行のものに変更いたしました。

しかし、垂直のエンコーダがどうしても取り付けることができなかったため、傾斜センサーについて、松本さんにご相談いたしました。
自分がアストロデバイス社のNEXUSを手持ちしていたところから、当初、NEXUSと傾斜計を接続するつもりでいました。
しかし、松本さんからはNEXUSを使用しないで、新しい傾斜計を使用することをご提案されました。
そこで、新しいタイプの傾斜計をお譲りいただきました。
架台は写真のようにアルミ板を加工し、傾斜センサーとエンコーダも無事に取り付けることができました。

ロスマンディのAZ8経緯台は、G8赤道儀と同様に、フリーストップで微動が使えますので、非常に快適です。
さらに、傾斜センサーとエンコーダとSkysafariの連携は、同期、導入ともにすばやく非常にグラフィカルなので、快適です。

C8鏡筒は筒外焦点距離をかなり引き出しているため、F=12くらいになっているでしょうか。常用アイピースはXL40で、約60倍、視野1°だと、M81、M82が同一視野に入り、M8やM33もちょうど、視野内に収まります。

月や惑星では、XW20やXW10、ナグラーズームに換えます。もしかすると、20cmの口径が生かされていないかもしれませんが、双眼で見ると大迫力です。

また、シュミカセで2度反射、またEMSがアルミメッキなので、光量のロスがあると思います。近いうちに、EMSを銀メッキをお願いしようと思っています。

その他にも少しずつ手を入れて、使いやすくしていこうと思っています。

北海道、ヤマネコ

Comment by Matsumoto;

The Altitude Sensor is set on the center of the base plate in the first photo.

The Sensor, I have developed with my friend, includes WIFI system; and it offers the perfect PushTo System with SkySafari on iPhon or iPad.

この傾斜センサーは、私(ケース加工担当)と友人(電子回路担当)の手作りで対応しており、生産台数が少ないために積極的に宣伝して来ませんでしたが、このご投稿のように、将来に向けても、大きな可能性を秘めたシステムです。当初は、NEXUS等のWIFIアダプターと併用するものでしたが、AAS-2以降、そのWIFI機能まで包含し、単体で水平軸エンコーダと併用することで、SkySafari(Pro or Plus)が使用できる仕様となっています。

(共用する水平軸エンコーダは、当方の中軸架台用の10,000ステップがデフォルトの設定になっており、それ以外のステップ数のエンコーダを使用される場合は、SkySafari側の設定の他、傾斜センサー側の設定(やや複雑)もマニュアルCDに従って行っていただく必要があります。)

進取の精神にあふれたヤマネコさんらしく、C8-BINO と傾斜センサーを上手にコラボさせられました。架台の使い方もお見事です。 ご投稿、ありがとうございました。