Two sets of the EMS-UL(with IPD-Helicoid) in the making.

The standard(smaller) Helicoid has the 2″ tapered boss on the both ends. So, the housing should have three set screws on end.
The helicoid cannot be installed to the fixed type EMS by yourself later.

 標準ヘリコイドは、両端が2”のテーパーボス(オス)になっていて、ハウジング内に挿入して、ハウジングに事前にセットしてある3方のセットビスで固定する構造になっています。
 従いまして、固定タイプのEMSに対して、ご自分で追加購入したヘリコイドをセットすることは出来ませんのでご注意ください。
 鏡筒平行移動か、目幅ヘリコイドかについて、事前にしっかり検討していただく必要があります。

 なぜそうなったか?ですが、それは1㎜でも光路長を節約するという方針からです。目幅ヘリコイドの場合、縮退長をいかに短くするか、というのが極めて重要な課題でしたから。
 それがいかに功を奏しているかの実例をお話します。
 EMS-ULの固定タイプのハウジング間のスペーシング=14mmです。これは、構成する2枚のミラー同士が干渉しない、ぎりぎりの設定です。一方で、標準ヘリコイドの縮退長=22ですので、固定タイプに対する延長は、わずか22-14=8mmということです。
 これを、レゴブロックのように、ユーザー単位で安易にセットできるようにするには、接続環が加算され、膨大に無駄な光路長を消費することになります。