Helicoid tubes and IPD-Crayford tubes, each has its merit and I have chosen one of them in the cases.
The main problems of the commercial helicoid tubes for camera parts are the lack of enough rididity and the end shape that needs to be processed to connect to other telescopic parts.
Now, I have successfully developed this new helicoid perfectly speciallized for binoscopic use.I can definitly say that it is more rigid than any other commercial helicoid tubes planned for camera parts.This is designed for the heavy use of binoscope back that will hold EMS and heavy oculars at a time.Both ends are tapered boss that will fit into the 50.8mm standard sleeves. This means it is easily used reversible on left or right EMS for the ergonomical hand operations.
目幅調整用の伸縮管としては、ヘリコイドとクレイフォードがあり、それぞれに長所があります。 小型のBINOで伸縮管の最短長を特に短くしたい場合や、気密性を重視する場合はヘリコイドが適しますし、またユーザーさんの好みによっては、大きなBINOでもヘリコイドを使用することもあります。 つまり、ヘリコイドにも捨てがたい長所があるのですが、残念なことに市販の短いヘリコイドは主としてカメラ関係のパーツ用を前提としているので、BINO用のような大きなモーメント加重は想定してなく、つねに剛性に不安がありました。 さらに末端形状も不都合なことが多く、その都度接続リング等を加工しないといけませんでした。(最近は主にクレイフォード式を採用して来た理由。)
この度試作に成功したヘリコイドは、最短長=わずか22mm(ストローク16mm)で、両端が2インチのテーパーボス(末端だけに該当リングを取り付けているのではなく、構造部のエンドがその形状になってる。)で、リバーシブルに2インチ挿入部に取り付くように出来ています。外径72mmで無理のない壁厚を確保しており、剛性も万全です。 (2インチのテーパーボスはEMSハウジングに嵌入するため、実質最短長=22mm)
(左右のヘリコイドを上下逆に使用する(リバーシブル)意義は、以前にもここでご紹介しましたが、左右のヘリコイドを両手で同時にねじる際に、自然な左右対称的な動きで行えることにあります。 仮に左右のヘリコイドを同向きにセットしますと、左右のヘリコイドを左右の手で同方向に回転させないといけないので、よく間違えますし、動作に違和感を覚えるものです。製作者の作業性として、ヘリコイドの両端が共通形状になっていることは大きなメリットがあるわけです。)
最短長=22mmということで、今後はより小型のBINOにまで、鏡筒固定方式が適用できることになりました。
後日追記:このBINO用ヘリコイドは、左右で逆ネジを用意しましたので、左右で天地を逆にして取り付ける必要はなくなりました。(ご自分でBINOを分解された際には、左右を取り違えると、製作者の意図に反することになります。^^;)