Maintenance of the (smaller) Helicoid

 目幅ヘリコイドは、ロットの度に改良を重ねており、この数年間はトラブルのご報告はほとんどありませんが、メンテ方法は知っておいていただいた方が良いと思い、この画像をつくりました。
 ヘリコイドに回転ガタが生じるとしたら、このネジ(合計4本)が緩んだ時です。ごく短いプラスドライバーで緩んだネジを締めればガタは解消するはずです。
 当初のモデルは、4本の+ネジの内の2本は、ヘリコイド自体を分解しないとアクセスできませんでしたが、現行モデルは、4本全てのネジに、分解しないでアクセスできるように改良しております。^^
 直進ヘリコイドは、3層のパイプで構成され、互いに回転しないように、キー溝を小さいガイドチップが動くようになっています。
 そのチップを固定しているネジが緩めば、機構にガタが生じる、というわけです。機構は複雑ですが、原理は極めて単純であり、万が一の不調が生じても慌てる必要はありません。
 ヘリコイド自体は分解しなくて良いですが、ヘリコイドは取り外していただく必要があります。両端がテーパフランジになっていて、接続部品の3方のセットビスで固定しているだけですから、中学生でも分解簡単です。
 ただ、ヘリコイドは左右で逆ねじになっているので、分解したら、左右を間違えないようにご注意ください。(前後もね)