CFF140-BINO is completed. / CFF140-BINO 完成!

Judging from the terrestrial viewing the unique oiled three- elements objectives seem to be superb.
But, my concern is other aspects of the OTA.
This OTA was also rather top heavy and I could not shift the OTA forward enough I wished to do. It’s not fault of only this OTA, but I can say about all of the high graded three elements Apochromatic OTA. But I wonder why the concerning guys who claims that they are interested in my EMS-BINO would not make effort of solving the COV(Center Of Gravity) issue.
Anyway I made my best in shifting the OTA forward as far as possible.
I found the knobs of the focusers would collide with the pillar, I set them on top instead of the bottom.

↑いつもながら、かなりの時間とエネルギーを集中する割には英文では痒い所に手が届きません。^^;

CFF140-BINO、ようやく完成しました。空気面がたったの2面しかないオイル貼りの3枚玉アポ、地上風景でも圧倒的なコントラストを誇示しているようです。
しかし、私の興味は、常にBINOの素材として使いやすいか?という方に向いています。この鏡筒も他の市販の3枚玉アポ同様、極端なトップヘビー(対物側が重い)のようで、感覚的には、それが特に顕著のように感じました。鏡筒はもっと前にずらせることを期待していましたが、そこまではずらせませんでした。
フォーカサーはFTF3-INCHの特別仕様ですが、(後で知ったのですが)同3インチには2種類あって(TRUE-3INCHと3INCH)、この鏡筒にはtrue-の方がセットしてありましたが、3インチ用のアダプターが不要であり、お客様には無駄な選択だったようです。(鏡筒を供給したメーカーさんが配慮すべきだった。)

The focuser was replaced from the original one to the Feather Touch True-3-inch type. But I think the normal 3-inch type was enough for this purpose. The end adapter was unnecessary.

この2種類の3インチフォーカサーは、アダプターのネジも全く異なり、アダプターの製作現場で当惑しあした。ついでにFTF(フェザータッチ・フォーカサー)について、一般的に言えることですが、同フォーカサーは高級鏡筒の殆どに採用されているように、確かに良く出来ています。ただ、回転機構のクランプだけは構造的に疑問があります。3方のローレットネジを相当強く締めても、クランプの把握は曖昧です。平たい所をいくら強く締めても、ネジ先端(樹脂)の摩擦力だけが頼りなので、当然です。マツモトに習ってテーパーボス方式にするべきです。^^;

FTF(Feather Touch Focuser) has established the status of high quality focuser, and many of the high graded OTAs take it.  I also think the focuser is good but only in the rotation clamp, it is not good. The clamp is not efficient even when I fastened the three knobs so tight.

フォーカサーノブの配置ですが、一般的な底位置、90度立てた位置、といろいろと検討したのですが、結局は潔く天位置にセットするのがベストだと判断しました。他のいずれの固定位置も天頂時にピラーと干渉したり、ファイダーベースが不都合な位置に来ました。最終的に決定した天位置のノブ配置でも、ファインダーベースは4時と8時の方向になりましたが、仕方ありません。ファインダーベースは鏡筒バンドに新たにセットしましたので、そちらを使っていただきましょう。

鏡筒メーカーさんの多くが、EMS-BINOに熱い視線を向けてくださり、ご相談も受けますが、その割には、BINOの素材として適した鏡筒の仕様について、本気で考えているのか、疑問を感じざるを得ません。

Many of the OTA makers seem to be interested in my EMS, but very few seem to seriously study the EMS and think the suitable spec of the OTA as the material of the binoscope.

バックフォーカスの問題一つを取っても、BINO用だけに短鏡筒を準備するというのは、メーカーさんにとっても負担なわけで、私もいつも最初から短い鏡筒をデフォルトにしておき、フォーカサーの対物側に選択パイプを準備しておくことを提案しているのですが、なかなか行動に移されません。 その他、鏡筒径、対物フード径、鏡筒バンドのデザイン等も、BINOの素材としての最適化が考えられるのですが、メーカー、販売店共、大方全く無頓着であり、口先でEMSに興味があると言われても、その本気度を疑います。

Back-focus is one of the example.  Providing the shorter tubed OTA specially  for binoscope planner is not enough,I think.  I recommend them to produce the shorter tube as the default and provide the extension tubes for the single use.