BLANCA130EDT-BINO is completed. It will be the turning point of my binoscope making. Note the minimum clearance of the dew-shields(Photo1). The OTA separation is as short as 182mm at 140mm of the tube diameter. Namely, the clearance of two OTA tubes is only 42mm. And all the mechanism of altitude axis and encoder are installed in this narrow space. The Alt. Axis offers the perfect balance from horizen to zenith. 鏡筒隙間=44mmの見積りでしたが、バンドのフェルトの圧縮が予想以上だったため、結果的に鏡筒隙間=42mm になるという嬉しい誤算がありました。 そのため、最大目幅が当初予定していた76mmから74mmになって しまったため、EMSのスペーサーを再加工(2mm薄く加工)し、本来の76mm(60(57.5) mm≦IPD≦76mm)にしました。(この辺はどうにでもなります。スペーサーを全て撤去すると、60mm(59)≦IPD≦80mmとなります。) 最終的に、42mmの鏡筒隙間に、垂直回転軸とエンコーダが完全に内蔵できたことになります。 垂直回転軸 ユニットの構造が非常にシンプルなため、最初から調整不要で素性の良い回転と適度なフリクションが得られました。写真のイーソス17mm装着の状態で、クランプフリーで水平から天頂まで完全バランスをキープしています。 アイピースをEWV32mmに交換しても同じでした。 中軸式架台を採用したことによる、光学的な妥協が 皆無だったことは、写真1をご覧いただけばお分かりになると思います。(つまり、中軸式架台のために 鏡筒間隔が広くなっていないということ。) 唯一、仕上げのどたんばで慌てことは、鏡筒バンドのアリガタ(全4個)の形状でした。 結論から申しますと、 原因が分かり、完璧に対処しましたので、最終的には何の問題もございません。(良い勉強をしました。^^;) パーツ加工の段階でのチェックでは完璧に働いてくれていたアリガタでしたが、いざ重い鏡筒にセットしますと、 微妙な外部条件の変化で機嫌を損ね、ひっかかってしまいました。 挿入先端側を大き目になだらかにテーパに トリミングすることで、鏡筒は楽に着脱できるようになりました。 今回より、(中軸式架台の)鏡筒の初期調整が飛躍的に楽になりました。 これは私の仕事で、納品後のユーザーさんには あまり関係ありませんが、写真4の黄色い矢印のセットビス(イモネジ)1本だけの調整で済みます。 これは、四脚の椅子のガタが1本の脚のみの調整で解消するのと似ています。(三脚なら0本ですけどね^^;)(明日以降に出荷梱包のために鏡筒を撤去した際に、完成した中軸式架台の写真を撮影する予定です。 BINOが大きいので、狭い店内では良い背景を探すのに苦労します。お見苦しいことでしょう。^^;) |