EMS-UL for the single use in the making

 ”Bino Progress Report”に単体のEMSの報告はおかしいのですが、まとめてここに投稿させていただいています。(コーナーの名称を変えるべきか?^^;)
 2セットのBINO用EMSを組み立てた後に、単体のEMSを組み立てると、その作業の楽なこと、楽なこと! 構成ユニットの数が8から2に減るのですから、当然ですね。
 写真から、ミラーのエッジが望遠鏡側、ユニット間接続側で突き出していることがお分かりと思います。それが、光路長に於いて、1+1<2 のマジックなのです。2枚のミラーが空間的に交差しているから可能になる芸当です。 

 最近の単体用EMS-ULは、光路長を2㎜短縮したことに加えて、極限まで大きい(長い)ミラーを使用しているために、左仕様をユーザーさまサイドで右仕様に正確に組み替えることが出来ません。右眼仕様をご希望の場合は、御注文時にご指摘ください。

Unusual clouds / 珍しい雲

17:00

 午後5時頃、閉店時、店舗前で南西方向、海の波(正弦波状)を俯瞰したような珍しい雲が見えたので、iPnoneでパチリ。

EMS-UL SET for the US completed !

2”スリーブの(小目幅対応のための)トリミングのコツをお示しします。

このようにバイスにセットすれば、自動的に面取り個所が正確に決まります。

2”スリーブの標準径=59mmなので、一か所を(深さで)1mm強トリミングしますと、目幅57mmまで対応できます。(フィルターフランジのツバの面取りが完了している前提。)

EMS-UL SET for the USA near completion !

 EMSのハウジングは、ダイカストの段階ですでに目幅干渉部がトリミングされた形状になっており、最小目幅=57mmのポテンシャルを持っています。
 標準状態で干渉するのは、本体側だと、上の写真でお示しした、フィルターフランジのツバ(外径60mm)であり、そこをハウジングになぞってトリミングすることで、本来の最小目幅57mmの一次切符を手に入れることが出来ます。
 次に干渉するのは、59mmΦの2”スリーブで、最小59mmを目指す場合は、そのままで目的を達します。さらに57mm付近まで目指す場合は、2”スリーブの一部をトリミングします。
 この小目幅カスタマイズは、多少なりとも自作の素養があれば可能ですので、必要に応じて積極的に加工されることをお勧めします。(トリミングで剥げたアルマイトは、ペイントマーカー(黒)で綺麗に補修できます。)

 第1ハウジングにセットしている7mmの延長筒は、TSA120-BINO(D=170mm/ フード外径160mm)に対応したものです。

50mm-Field Scope-BINO project quite successful ! / 50mmFスコープBINO、成功!

 このBINOの立ち位置は、星座観望用のWide-BINO(ガリレオ式2倍程度)と一般的なEMS-BINOの中間をつなぐ物。
 手持ちの7X50双眼鏡が楽な観察姿勢で覗ける物、ということです。超絶、楽しいBINOになるはず。

BINOの衝撃は、とても平面の写真では表現できません。

写真で推察されるように、目幅は半固定。

 どっち道、フード外径=63mmなので、選択の余地は少ない。パーソナルなBINOと考えれば、自分の目幅で固定でよい。