15cmF8-BINO

15cm F8-Bino, and the 40cm
Newtonian-bino of his own making
The EMS-finder of his own making

The sketch of the ISS

  ところで先ほど国際宇宙ステ-ションを20秒ほど追尾に成功しましたので 報告いたします。
 倍率はナグラ-12で100倍です。 水平駆動部にはさらに 高粘度デフグリスでチュ-ンしてあります。
 木星ほどにも明るい動く光点が仰角40度にも達してきていました。三島さんのホ ―ムペ-ジで仕入れた予報どおりです。かつて40倍での追尾は成功していましたが どうもいまいち形が解りませんでしたが今度は100倍、大きくソ-ラ-パネル を開き、とんぼの胴体にあたる居住部分を連結した様子がよく解ります。
 50度近くのベストの部分ではしゃがみながらの回頭が追いつかず視野から出て しまいました。一度でるとなかなか再導入できず、正立のファインダ-は必需ですね。
 それにしても500キロも離れているとは信じられませんでした。 あの中で今も3人の飛行士が活動していると思うとエ-ルを送りたくなりますね。
それではまた。  

岡本 吉平
Kichihei Okamoto

Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント;

6月3日に岡本さんよりいただいたメールから抜粋させていただき、このコーナーに 掲載する許可をいただきました。

自作の40cm反射双眼の写真でお分かりのように、岡本さんのcraftsmanshipには、 卓越したものがあります。

 この度のISS追跡観察の快挙にも、高倍率での急な操作での光軸の安定性を 増すために、鏡筒間を繋ぐスタビライザーを追加加工される等の的確なcustomizing がその背景にあります。

 実は、岡本さんは、当日の夕刻の接近までに超広角のEMSファインダ-を応急作成、 その見口を本体接眼部の真横に配置することによっていとも簡単に導入可能なことと高速移動 する高仰角での再導入も数秒ででき、5分近くの追尾ができたことを報告され ております。(中央の写真)

 航空機等の早い動きの対象を手動で追尾するのは、完全バランスの経緯台ならではですが、  やはり道具だけではだめで、岡本さんの感性と緻密さが合理的な機材と一緒になって成せる技でしょう。 皆さんもぜひ試してみませんか。