[Important Notice]松本龍郎逝去のお知らせ  Passing of Our Owner, Matsumoto Tatsuro

時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、当店店主 松本龍郎は、かねてより病気療養中のところ、去る令和7年12月8日、享年74歳にて永眠いたしました。

ここに生前のご厚誼を深謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。

長年多くのお客様にご愛顧いただきましたこと、心より感謝申し上げます。皆様の温かいご支援に支えられ、営業を続けることができました。重ねて御礼申し上げます。

急なお知らせとなりましたことを深くお詫び申し上げます。

略儀ながら書中をもちましてご報告とさせていただきます。

敬具

ご連絡電話番号:0857-22-2860

[Important Notice] Passing of Our Owner, Matsumoto Tatsuro

Dear Valued Customers and Partners,

We trust this message finds you well. We sincerely appreciate your continued and exceptional patronage.

It is with deepest sadness that we announce the passing of our store owner, Matsumoto Tatsuro. After a period of medical treatment for an illness, he passed away on December 8, (2025), at the age of 74.

We would like to take this opportunity to express our profound gratitude for the warm friendships and kind support extended to him throughout his life. We humbly make this announcement.

12cmF5-BINO by Mr. Y in Japan

 アイフォーカサーを使用することで、メインフォーカサーを省き、かつ必要十分なバックフォーカスを確保された賢い設計です。F5ともなると、12cmでも-UXLの効果が奏功しますね。

204-F7-APO BINO by Mr. M in MACAU completed !

Mr.Tatsuro Matsumoto,
204-F7-APO Binoscope finished and has excellent performance. Thank you for your EMS-UXL!

Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント;

Congratulations on the completion of your unprecedented Binoscope !
And I wish to pay you the highest compliment on your feat!

”お見事!”ですね。
単体鏡筒重量=25kgで、BINO本体>50kgのBINOをどうやって架台に載せておられるのか?伺いました。
 同氏によると、対物ユニットと接眼部一式(EMS含む)を撤去した状態で着脱されるのだそうで、セッティングは10分で完了するとのこと。自作の中軸架台は、本体の一部として一体で運用されるそうです。
 非常に魅力的な三脚についても、お尋ねしたところ、完全特注だそうです。

First-Light-Report of Super-Wide-BINO by “Ichiro”-San / カメラレンズ-BINOの胎動!

 この特殊なBINOはまだ開発中なのですが、Ichiroさんが、早くも11/8~の小海星フェス(於長野県)に持ち込まれた経緯をご自身のブログで発表されましたので、ご紹介します。

Comment by Matsumoto / 管理者のコメント;
 カメラレンズを対物ユニットとし、接眼レンズは天体望遠鏡用のアイピースを使用、正立光学系は
対物レンズからの収斂光束内ではなく、対物ユニットの外の物空間に配置するという、前代未聞の双眼鏡について、勇み足ながら、いつのように、Ichiroさんが雄弁に詳細を紹介してくださいました。

 Ichiroさんは、すでにNIKONのNAV-12.5HWアイピース+EMS-UXL(Askar120BINO用&20cmF7-BINO用)を所有しておられ、さらにNIKONの最高峰双眼鏡のWX10X50双眼鏡まで所有しておられる特殊環境で、それらを凌駕するという壮大な野心をモチベーションにしてこのプロジェクトに突き進まれたご事情がありました。

 共同開発者でありながら、私とIchiroさんとは、目指す方向に微妙なずれもありましたが、それは開発モチベーションを維持する上で、大した問題ではありませんでした。
 銀塩写真時代の優秀なカメラレンズが中古市場にほぼ捨て値で氾濫している事情をIchiroさんから知り、私もそれが何とか面白いBINOに応用できないか?と興味津々でした。
 せっかくの、ほぼタダの素材ですから、アイピースも正立光学系もあまり贅沢をしないで、私としては、コスパに徹底した物を目指していました。
 例えば、焦点距離が100mm前後以下のカメラレンズですから、アイピースは、31.7に限定して、根元にヘリコイドを介して、合焦操作性を考慮するのが私の方針でしたが、Ichiroさんは、NAV-12.5HWアイピースを使用して、WX10X50双眼鏡を凌駕する双眼鏡を目指しておられました。
 まあ、どちらにしても、このタイプの超広角双眼鏡の汎用性の範囲でのポテンシャルであって、挑戦することの副産物は計り知れないものがあるだろうと予想していました。(いや、います。)

 対物ユニット前の物空間に配置する正立光学系は、市販の正立天頂プリズムでも代用できますが、有効径が欲しいので、2”用ですと、急に割高になることと、横幅 < 目幅の条件を満たす必要もあります。 さらに、双眼システムの譲れない操作性として、XY光軸調整機構があり、外付けの機構を余分に配置するのは、シンプルさを欠くだけでなく、至難なことで、それだけで大きなコストアップにつながります。
 手前ミソに聞こえますが、正立光学系としては、EMSに限定(諸条件からEMS-UL)されると私は考えています。
  EMSを使用するメリットとしては、90度対空とXY光軸調整機構の他に、他の正立手段と一線を画す効果として、ステレオベースの拡張があります。カメラ用のテレコンをそのまま利用するテレコンBINOも個人的に大好きですが、市販の小型手持ち双眼鏡同様、ステレオベースがほぼ目幅なので、立体視の強調効果は倍率のみに依存し、衝撃的な立体感はほど遠いわけです。
 一方で、EMSを使用すると、ステレオベースは一挙に目幅の二倍以上になり、軍用砲隊鏡並の超絶な立体感が得られるのです。
 ということで、今後の研究によって、より効果的な素材のペアリング(カメラレンズとアイピース)が見付かるでしょうが、原理的優位として、90度対空と、XY光軸調整機構、そして超絶な立体視効果があることを強調しておきたいと思います。
(原理の根幹の優位性こそが売りなんですが、それらは意外に数値化しにくく、評価の項目から外れ勝ちなのが悔しいところでもあります。首を傷めながら上を見続けるのが楽しいのか、90度俯視でずっと安楽に眺め続けられるのが楽しいのか???)


FC100DC-BINO by Mrs. J in the US

Hello Tatsuro,

Happy to report that the EMS-UL pair arrived safely and looks impeccable!
I’m even happier to say that everything looks perfect and comes into focus perfectly.

I could not be happier. Please see pictures of my new binocular telescope:

Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント;
Congratulations on completion of your fine Binoscope!
And thank you for sharing it.
Nothing is more thrilling for me to get such reports from my client!