EMS-UL for the single use completed / 単体、在庫分

在庫分を組み立て、確保しておくのは、十年ぶりでしょうか?
この1台、即納可能です。
(もっとも、EMSは半製品(パーツ)をほぼ常に確保しており、単体なら数日以上お待たせすることは滅多にありませんが。)

Filter sloted 2″ sleeves completed / フィルタースロット付きスリーブ、継続します。

3組(6個)限定製作ということで重い腰を上げましたが、予想外にご要望が多く(写真は全てご注文分)、継続することに致しました。

税別@¥15,000(BINOには2個必要)です。
BORGのフィルターケースは別売です。(@¥5,000税込みで斡旋しています。)
*フィルター全厚 T<8mm でないとスロットをくぐりません。
 T≧8mmの場合は、フィルター枠を旋盤で削るか、枠を薄い物に入れ替える必要があります。

(パイプの横腹にスリット穴が開いた物、という安直なご理解からだと、高いとお感じになるかも分かりません。挿入部は内径にも深い溝が切ってあり、フィルターケースがうまく収まるように工夫されています。市販パーツを組み合わせて自作されても、さらにコストがかかるはずです。)

Bottom part of the extension pillar of the Center Mount / 延長筒の底部フランジ

 今回の投稿は、取り立てて珍しい物でも新しい物でもございません。
日常の加工の一コマをご紹介しています。
延長筒の底部パーツは、ご使用の三脚等によって個別に対応させていただいています。一番一般的なのは、VIXEN規格のM10中心ネジと45Φボスですが、今回は大型カメラ三脚規格の3/8インチネジ、かつボトムフランジのご希望でした。

 ついでの話になりますが、近年のアルミ材料の値上がりが著しいですね。今に始まったことではないですが、この10年で、感覚的には2倍から3倍になっているような気がしています。(厳密に調べたわけではないですが)
 それから、当方で供給している製品やサービスに関してですが、一品手作り的な付加価値を理解くださっている前提で承っております。
 昨今は、大量生産された成熟した製品が広く流通していますし、流通過程での訳あり破格商品に慣れた一般消費者の方はどうしても即物的な評価しかされないので、製作者との価値観に齟齬が生じることもあります。

The solution to evade processing the barrel / バレルへの加工の回避方法(ヘリカル focuser)

 ガイドボス(ネジの頭)を施工したステップダウンリング(48-46)をバレル先端に取り付ければ、バレル本体へのネジ穴加工を回避できます。
 当該ステップダウンリングの外径=50.0mmで、50.8ちょうどでなくて残念ですが、その誤差はワッシャ(縁なしメガネ用)で補償できます。

Focus compensator / 同焦点リングの提案

 少なくとも、天体(無限遠の対象)の眼視観測を考えるとき、大掛かりなフォーカサーの準備は必須でないこと、以前から申し上げて来ました。
 もちろん、すでにそれが装備されているのであれば、それを否定するのではありません。これから、BINOを製作するに当たって、パーツ類のプランでの優先順位の決定に考慮すべき問題だということです。
 大型(3”以上)の信頼が置けるフォーカサーは、10万円超えも珍しくありません。BINOを作るとすると、それが2個要りますから、総予算に占める割合もかなりなものになります。
 そこで、”Stop to think of it……”となるわけです。
  数百グラム以下のアイピース1個を移動するために、大掛かりなフォーカサーの投資は合理的なことなのか?ということです。