
在庫分を組み立て、確保しておくのは、十年ぶりでしょうか?
この1台、即納可能です。
(もっとも、EMSは半製品(パーツ)をほぼ常に確保しており、単体なら数日以上お待たせすることは滅多にありませんが。)
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
日英併記としましたのは、海外向けの他、国内の方にも、より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からです。
両者は必ずしも同一内容ではございません。英語の方がよりストレートに表現できる場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることもございます。
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3組(6個)限定製作ということで重い腰を上げましたが、予想外にご要望が多く(写真は全てご注文分)、継続することに致しました。
税別@¥15,000(BINOには2個必要)です。
BORGのフィルターケースは別売です。(@¥5,000税込みで斡旋しています。)
*フィルター全厚 T<8mm でないとスロットをくぐりません。
T≧8mmの場合は、フィルター枠を旋盤で削るか、枠を薄い物に入れ替える必要があります。
(パイプの横腹にスリット穴が開いた物、という安直なご理解からだと、高いとお感じになるかも分かりません。挿入部は内径にも深い溝が切ってあり、フィルターケースがうまく収まるように工夫されています。市販パーツを組み合わせて自作されても、さらにコストがかかるはずです。)
今回の投稿は、取り立てて珍しい物でも新しい物でもございません。
日常の加工の一コマをご紹介しています。
延長筒の底部パーツは、ご使用の三脚等によって個別に対応させていただいています。一番一般的なのは、VIXEN規格のM10中心ネジと45Φボスですが、今回は大型カメラ三脚規格の3/8インチネジ、かつボトムフランジのご希望でした。
ついでの話になりますが、近年のアルミ材料の値上がりが著しいですね。今に始まったことではないですが、この10年で、感覚的には2倍から3倍になっているような気がしています。(厳密に調べたわけではないですが)
それから、当方で供給している製品やサービスに関してですが、一品手作り的な付加価値を理解くださっている前提で承っております。
昨今は、大量生産された成熟した製品が広く流通していますし、流通過程での訳あり破格商品に慣れた一般消費者の方はどうしても即物的な評価しかされないので、製作者との価値観に齟齬が生じることもあります。
少なくとも、天体(無限遠の対象)の眼視観測を考えるとき、大掛かりなフォーカサーの準備は必須でないこと、以前から申し上げて来ました。
もちろん、すでにそれが装備されているのであれば、それを否定するのではありません。これから、BINOを製作するに当たって、パーツ類のプランでの優先順位の決定に考慮すべき問題だということです。
大型(3”以上)の信頼が置けるフォーカサーは、10万円超えも珍しくありません。BINOを作るとすると、それが2個要りますから、総予算に占める割合もかなりなものになります。
そこで、”Stop to think of it……”となるわけです。
数百グラム以下のアイピース1個を移動するために、大掛かりなフォーカサーの投資は合理的なことなのか?ということです。