Improvement of the MK105-BINO/ 左鏡筒の方向微調整機構追加

 BINOとしての性能を早く確認したくて、鏡筒方向の微調整を省いていましたが、やはり不便。
 一通り楽しんだので、より使いやすくするために、左鏡筒に微調整機構を設けることにしました。(微調整はそれまでも可能でしたが、鏡筒を外してからでないと行えませんでした。)

微調整機構(水平)は、当初、赤道儀の極軸の方向調整の方式をイメージして、部材の発注間際でしたが、ボルト類以外の追加部材なしで実現する方法を考えました。(引き算の発想)

完成です! 期待通り、より完璧に光軸が追い込めました。

New Version(12) of the 15cmF5-BINO in the making !

 本来なら、VERSION-11の1号機に採用したはずの新型フォーカサーでしたが、終盤で改良が間に合わず、VERSION-11はメインフォーカサー部は完全ロックして、アイフォーカサーを採用しました。
 従って、この新型のフォーカサーは、今回初めて搭載することになります。(VERSION-12)

 先述の終盤での改良(VERSION-11納品後の試作品)は、微動ネジを二条ネジにすることで微動の最適化を図ったことです。(当初の試作段階は、一回転のリードが小さ過ぎて、ピントの山が掴みにくい傾向がありました。)
The effect of the double screw on the fine focusing / 2条ネジの効果

Sun-spots of this morning by MK105-BINO

 よく晴れたので、今日は倍率を上げた(SVBONY 8-24mmの12mmくらい、135X)けど、シーイング悪し。掲載を躊躇したけど・・・。
 倍率を上げると、前の国道53号線を通る車の振動が邪魔になる。横着な道具立てでの撮影の限界かな? それでも眼視ではかなり見えてた。
 また、射出瞳が1mmを割ると、アイピースのゴミも目立って来る。(眼の異物もね。)

4-pcs. of EMS completed !

Left one is the EMS-UL, the right 3 are the EMS-UMA.
Note that the fundamental light-path difference is only 12mm.

左のがEMS-UL、右の3つがEMS-UMAです。
基礎光路長(スリーブ長を除く)が12mmしか違わないことにご注目ください。