Housings of the AAS2_R2 / 傾斜センサーのケース加工

私はもっぱらケース加工の担当で、回路はパートナーの担当です。

今回は特に急ぎなので、5台の限定製作。この後はパートナーにバトンタッチ。

 小ロットの物作りは厳しいものがあります。私もパートナーもこれが本業ではなく、正直、利益以上の労苦が伴いますが、「何かが閃いて、どうしてもそれを具現したい。そして価値が分かる方と共感したい。」という気持ちに突き動かされて今日に至っています。
 ですから、数多く販売することは当初から考えておらず、価値が分かる方と感動を共有したいのみです。

Limiter of the Stabilizer

スタビライザーの応用例として、目幅大小のリミッターをセットしてみました。

観測パートナーの方とでリミッターを使い分けると非常に便利です。

The new idea of the Stabilizer for the EMS

The guys who understand it rapidly might be the Binoscope user or, those who would often peruse my website.

 必須なメカではありませんが、この装備があると、左右の2”スリーブの平行を担保することが出来ます。セッティングで左右の見口の高さや平行の維持に迷うこともありません。
 また、不幸にして脆弱なフォーカサー使用時や、ヘリコイドにガタが生じているケースでも、左右のアイピースの平行をキープすることが出来ます。 また、問題の無いヘリコイドでも、ヘリコイドにかかる負担を軽減します。
 この手のスタビライザーは、以前にも製作していて好評を得ていましたが、工作が面倒だったため、いつしか作らなくなっていました。今回のアイデアは、2”スリーブ側の施工がネジ穴1本で済むシンプルな構造のため、持続可能なOPTIONとなるはずです。

 スリーブ軸とシャフトの直交度は、CNCフライス(4軸加工)によるシャフトホルダーのR加工と、直角方向の貫通穴加工で担保されています。

施工例(ちょうど完成した15cmF5-BINOに仮セットしてみました。
 使い勝手は良好です。(私は無くても困りませんが^^;)ヘリコイドを左右対称的に操作するのが苦手な方は、これで規定されるとやりやすいと思います。