The Sun of this morning (10/17,08:05 AM) by MK105-BINO

同じ画像を並べてみました。
 同一画像なので、両眼視は無意味だとおっしゃるでしょうが、騙されたと思って交差法で見てみてください。同じ画像なので、立体視は期待できませんが、スタック効果が分かるはずです。
 実際には、BINOでは、左右のHαフィルターの個性(の違い)や、シーイングの位相のずれ等があるため、双眼視の効果が著しいのです。

Stereo Camera Project -2

カメラのセッティングは、縦位置が正解でしたね。ステレオ撮影に限らず、この向きのセッティング、なかなか使いやすい。

横セットの時は、右のカメラの液晶モニターを180度開くことが出来なかった。(左のカメラと干渉)

cross-eye pair (交差法でご覧ください。)

今回は遠くの水銀灯を狙ったのですが、遠近感をお示しするには、最適な対象ではなかったですね。
望遠鏡の焦点距離が長すぎました。(対象に対して)

APM-70SD-BINOCULAR-90-deg.

70SD-BINOCULAR with UW12.5mm(APM)

 海外製品の取次は滅多にやりませんが、長年のEMS-BINOユーザーさんとの信頼関係に基いて、この異常な円安時にご注文いただきました。供給側の事情で数週間の納期が遅れに遅れ、約3か月半お待ちいただいて、やっと今日、納品の運びとなりました。
 この70SD-BINOCULARは、140X保証のプレミアム光軸調整仕様だが、双眼鏡本体はもとより、添付の(お客様向け)資料には、何の記載もないので、当店向けのINVOICEの該当部を切り抜いて添付させていただいた。この点も、APM→当店→お客様の信頼関係に頼むしかない。

上の写真は、APMのUW12.5(84度)をセットしたところ。
 UW12.5はずっしりと重い重厚な構造で、昼間の景色を見ると、一般の超広角アイピースの例のごとく、特殊で高級な硝材を組み合わせたことが想像できる。アイレリーフは最大限を確保した努力は見えるが、メガネを掛けたままだと、見口を折り返してもやや苦しい。アイポイントが微妙に離れると、視野の極周辺を黄色い影の輪が割と濃く取り巻く。星野観察用であれば、問題ないのだろう。

70SD-BINOCULAR with UF24mm(APM)

昼間の景色を見る限り、このUF24mm(65°)の方が圧倒的に快適だった。メガネを掛けたまま全視野が余裕で見渡せる。

家のリフォームも、増築ばかりが能ではなく、家族状況や自身のライフスタイルの成熟に応じて減築することも大いにありだ。
この方は、13㎝クラスのアポEMS-BINOをしばらく使用された後、APM120SD双眼鏡に転向され、この度、それも手放されて、機動性抜群の終の双眼望遠鏡として本機を選ばれた。
口径の階段を登って行くことも意義があり、逆に階段を降りて行くことにも異議がある。

The first trial of the Stereo-Camera

cross-eye pair (交差法)

30mほど先の全球型の水銀灯。交差法でご覧いただくと、ガラスの質感がよりいビビッドに感じられます。BINOでの実視の感動をお伝えしたいのですが、ステレオペアでも、なかなか及びませんね。

How to install the Helicoid

最近、どういう訳か、ヘリコイドのみの引き合いが続いたので、ヘリコイドのセット方法をお示ししました。
ご覧のように、ヘリコイドの両端面は、50.8mmΦのテーパ構造になっているので、自作には好都合かと思います。ただ、加工技量があれば、ということです。特に、EMS-UL等に後でセットしようとすると、一度ミラーを撤去してから3方のM3のセットビスを施工し、再度ミラーのコリメートをしないといけません。というわけで、レゴブロックのように、ヘリコイドさえ求めれば何とかなる、というわけには行きません。