The Simple Universal Mount for a Binoscope completed !

総重量=980gです。
 シンプルなアリミゾで、開きが小さく、横セットが出来ませんが、前方からアリガタを差し込んでセットします。(慣れれば、むしろクランプネジの回しが最少で済みます。)

中軸架台の厚み=19mmに対して、汎用マウントの厚み=23mm。
中軸架台での最小目幅60mmが汎用マウントでは最小目幅64mmになるのか?
 ご安心ください。EMSのヘリコイドのストロークには余裕があり、小目幅加工での57mmまで対応できるポテンシャルを配慮しています。従って、汎用マウントでも最小目幅60mmまで行けるはず。万が一、問題がありましたら、EMSにスペーサーを追加しますので、ご相談ください。

¥22,000(税別)です。高いと思う方は自作してください。作り方はサイトに公開している通りです。
水平方向の平行度も、垂直方向の平行度も、構造的に完璧です。BINOの鏡筒の初期方向調整は全く不要です。右のEMSのXY調整は原点のままで、左のEMSの第1ハウジングの3本のプラスネジの調整で初期調整します。

The plans of sharing the different types of the Mount/ 多種類の架台を併用する方法

 中軸架台(PushTo)を使用している方が、市販の大型GoTo(自動導入)架台との併用を求められるケースが増えて来たので、選択肢をご提案したいと思います。
 まず、Plan-1は、中軸架台と鏡筒を全く同じ向きにセットする方法ですが、アリミゾを背中合わせに合体させて、かつ厚みを中軸架台(19mm)と完全に揃えるのは至難であり、また新たに専用のマウントを作るのも大変で、今まではあまり推奨して来ませんでした。しかし、うまく市販パーツを組み合わせると、19mm厚までは行かなくても、それにかなり近い薄さでアリミゾを背中合わせ合体できることが分かりました。
 Plan-2は、一番無難な平置き方式です。これだと、鏡筒間隔の設定の自由度が高く、片方のアリミゾをスライド方式にすることも可能になります。たとえば、プライベートな使用では、中軸架台+目幅ヘリコイドで目幅調整をし、多数のゲスト参加を前提とした観望会では、GoTo架台+スライド目幅調整で対応することが出来ます。
 現在進行中の物は、15cmF5-BINOのユーザーさんが Plan-1 でGoTo架台を併用されるもので、近日中に工程をUPさせていただく予定です。