
This is the last lot of EMS-UXL.
予約分が確か2セット。残り3セット分かな? 口約束投げっぱなしでアクセスが無い方は無視します。
最後なので、熱意のある方を吟味して供給したい。
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
日英併記としましたのは、海外向けの他、国内の方にも、より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からです。
両者は必ずしも同一内容ではございません。英語の方がよりストレートに表現できる場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることもございます。
FACEBOOKでは、よりリアルタイムな情報とユーザー様からのフィードバックが見れますので、そちらもぜひご参照ください。
Please check my FACEBOOK, too.
You can see the older posts at the Internet Archives,too.
写真のように、EMS-ULにショートタイプ(12mm)のバレルを採用すると、第1ミラーのエッジがバレル先端近くまで来ます。バレル先端には、48mmネジは切ってありますが、フィルター等のセットは不可とお考えいただくのが無難です。
また、望遠鏡接続側と接眼側がほぼ同じ形状になるため、セット方向を逆にしないようにご注意ください。
もう一つ、ショートノーズでご注意いただきたいことは、望遠鏡側のクランプネジ(バンド)とのマッチングです。ショートノーズバレルのテーパー部を、望遠鏡側のクランプネジ、もしくはバンドがしっかり締められるマッチングになっているかをご確認ください。マッチングが悪いと、EMSが使用中に脱落する危険があります。
完全施工前の大型ハウジングを公開するのは、これが最初で最後になると思います。
入射口はあるが、射出口が無いことにご注目ください。
最終形状が鋳込める、標準ハウジングとは発想が異なります。
ダイカストの型というのは、単なる鋳型ではなく、注入、排出メカニズムを包含した、総重量100㎏超の、一種の鋳造プラントであり、それを、ダイカスト屋さんのさらに巨大なダイカストマシンにセットして鋳造を行います。従って、型の構造のシンプルさ(複雑さ)によって、型の製作コストが100万円単位で変わって来るわけです。
限られた資金で、大型ハウジングの型を設計する段階で、排出ピストンが1本(標準ハウジングは3ピストン)で済む方法を独自に考案したものです。写真のように、大型ハウジングは入射軸に対して、完全対称になっています。
射出口は、私が製作した特殊治具によって、正確に施工できるようになっています。
長年のEMS-BINOユーザーの方が一早く手を挙げてくださいまして、今日、旅立ちます。
あれから、上下調整用のノブを追加しました。
この手のフィールドスコープBINOも、数年来、いろいろと試しまして、一つの方向性が掴めた気がしております。
当初は、最初から接眼部を大改造して、天体用の31.7サイズアイピースが使用できることを優先していましたが、現実問題で、
ここまで究極にコンパクトな双眼鏡をいろいろ作ってみて、ピント位置や光軸個性が異なる複数のアイピースを交換しながら使用するのは、本末転倒であることに気付きました。
前回も、20年来のEMS-BINOユーザーの方に納品しましたが、製作者の意図する使用目的と、ユーザーさんのそれに微妙な乖離があり、十分にご満足いただけた手応えが得られませんでした。
過去の苦い経験から、今回は*アイピースは交換しない。ということで、オリジナルのズームアイピースの範囲で楽しんでいただくことにしました。
EMS-BINOのような、使用中のXY調整機構はありませんが、調整は難しくないので、むしろ初心に帰って、再度調整のコツを再確認いただくのも良いと思います。(本当に理解できていたかの試金石^^;)
左の鏡筒は下からの1点ネジ(1/4インチ)固定なので、自由に左右に振れます。(スプリングワッシャーの範囲で、1/4インチネジはほんの少し緩めに締めておきます。)
右鏡筒は、ほぼ上下調整のみ受け持ちます。初期調整は、鏡筒を目一杯に右に振っておいてから、下のローレットネジの締め具合で上下方向を調整します。
この調整ネジは、BINO使用中にも気軽に使えて、便利かと思います。
あまり必要無いと思いますが、使い慣れるまでは、左右の光軸もご自分の快適位置に調整してください。スプリングワッシャーが微妙に効くくらいに、1/4インチネジを本締めよりも少しだけ緩めにしておけば、左右鏡筒を直接掴んで強く捻じれば、好きな位置に調整できます。筒先を閉じるか、開くかの二択なので、簡単です。 調整した結果、左右の筒先に多少の段差が付いても気にしないでください。
万一、初期の調整に迷ったら、一旦完全分解して構造を確認いただくのも良いでしょう。単純な構造なので、すぐに理解できるはずです。