
たまたま遊びの投稿ばかりになっていますが、ちゃんと本来の仕事もしていますので、よろしくお願いします。他の仕事と無関係ではないので、ご理解くださいませ。
接眼部が非常に長くなり、重心も高くなるため、スタビライザーをセットしてみました。
レンズの伸縮で合焦させますので、左右のアイピースの高さが視度調整で変化しても機能するように配慮しました。スタビライザーは、システムがスリップして回転してしまうのを防止し、かつ目幅スケールも兼ねます。
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
日英併記としましたのは、海外向けの他、国内の方にも、より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からです。
両者は必ずしも同一内容ではございません。英語の方がよりストレートに表現できる場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることもございます。
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カメラレンズと望遠鏡アイピースを組み合わせたにしては、十分に成功したと思っています。
たかが3.4倍でも、EMSのXY調整機構は非常に快適だと再認識。
超絶24°、横断スピーカーの支柱ボルトの頭が視野の極周辺でも崩れずに視野から漏れる。
私としては、持ち出しゼロに近い出費で出来たので、文句はない。
単眼で見た段階で自信を得たので、同シリーズのTAKUMAR-135mmF3.5を納品待ち。
これも単体で見てよければ、同じレンズをもう1本確保して、BINOに。今度は同じアイピースだと、38.6mm(約4㎝)8.4倍、実視界9.8°になる。
合焦は、レンズ本来のヘリコイドに加えて、スペーサーを兼ねて31.7ADとレンズの間に配置したヘリコイドのどちらを回しても効果は同じ、どちらも使い勝手がすこぶる良い。微妙なピント調整が楽々だ。
TACUMAR-55mmとMAGELLAN10mmの組み合わせが今一芳しくなく、今回のプロジェクトに悲観的になっていたところで、数十年お蔵入りにしていた(理由はメガネ装用で使い辛かった)Naglar16mm(Type2)を試してみたところ、相性が極めて良かった!絞り解放(有効口径30.5mm)で、極めてクリアーかつ超絶広視界が得られる!
MAGELLANのように、歪曲なしとは行かなかったものの、視野の抜けの良さとシャープネスは格段に良かった。周辺の歪曲が強いのは、Naglar16mmの収差補正のトレードオフで、星野には不快感はないはず。
さて、TACUMAR-55mmとの組み合わせだと、倍率=3.4倍、Naglar16mmの見かけ視界は82°だから、実視界=24° ということになる! 射出瞳径=8.9mmで、昼間は過剰瞳になるが、完全案順応時には、人間の瞳孔径は以前から言われて来た7mm以上に開く者が多いことを友人が自作の測定器具で随分前に検証している。
某スターパーティの参加者を測ったところ、年齢によらず8mm以上瞳孔が開く者が非常に多かった。
ということで、30mmX3.4倍、実視界24°の超絶広視界双眼鏡が実現しそうだ。
テレコンBINOと、手持ち双眼鏡の中間を満たす物になりそう!
Universal slide table for the experiment.
実験用のスライドテーブルを先に整えておきます。
手前が市販されている汎用スライドネジ送り機構で、目幅シフトがないBINOなら、ほぼこのままで使えます。(目幅100mm超の人間はいない。^^;)
上(向こう側)は、EMS-UM~ULの標準タイプで使用できるように、シャフトを延長して”D”がカバーできるように改造しました。(EMS-ULだと、目幅60以下~77mmまで対応)
昨日の投稿について、FACEBOOKで、カメラレンズのアイピースの接続についてご質問いただいたので、詳細をUPします。 カメラレンズとEMSの接続については、まだ加工が完了していない(前回の写真は手で持って撮影)ので、完了後に写真を交えてご説明します。
まず、候補のレンズが写真の2つありましたが、最近購入したCANON-EOS用は、外径が目幅をはるかに超えたため、NGでした。ただ、市販パーツ(アイピース用アダプター等)のほとんどが新しいバヨネット規格(CANON-EOS等)のため、古いPentaxのスクリューマウントレンズには、写真のバヨネットアダプターを介して市販のアイピースアダプターを接続しようと、発注済でした。
ただ、入荷が待ちきれずに、手持ちのヘリコイドとEMS用の31.7ADを即興で加工しました。買い置きしておいた、極短のヘリコイドの接続規格がたまたま雌雄の42mmP=1ネジで、Pentaxのスクリューマウントにぴったり合いました。EMS用の31.7ADは、それに合うように追加工しました。
今、SVBONYのアダプタ―が届いたので、追加UPします。
製品単体で見れば、価格に対して、実によく出来ていました。フランジバックも微調整できるようになっています。 しかし・・・・・
双眼用には、外径が太過ぎました。65mmくらいの目幅の方、ご自身は広いと思っておられないようですが、54年間メガネ屋をして来た私が断言しますと、65mmは成人男性に限っても、十分に標準以上に広い目幅です。つまり、65φだと、大半の方で目幅が合わない、ということになります。(以前に、完成品の大型双眼鏡で、最小目幅=63mmというのに驚いたことがありましたが、無知というのは恐ろしいものです。)
使い勝手も、ヘリコイド付きのマツモト式がはるかにGood!でした。ということで、今回購入したアダプターは、無駄買いということになりました。^^;
Pentaxの古い標準レンズ(55mm F1.8)にMAGELLAN-10mm-100°をセットしてみた。
少なくとも、表示上は、有効径30.5mm、倍率5.5倍、実視界=18°となる。
Pentaxの古い標準レンズ(55mm F1.8)にMAGELLAN-10mm-100°をセットしてみた。少なくとも表示上は、有効径30.5mm、倍率5.5倍、実視界=18°となる。
しかし、カメラレンズのフランジバック内に、正立系を挿入する余裕はない。 さて、どう正立化するか?
答は、写真の通り。EMSを対物レンズと接眼レンズの間に挿入しないといけないという決まりはない。この例だと、望遠鏡全体が大き目のアイピースとなってEMSに装着されるイメージになる。
この方法だと、たとえヘリコイドで目幅調整をしても、ピント移動が全く生じない。(今回はしないけど。)