フランジのボス径は、当初、60φ(vixen旧)と45φ(vixen新)の2種類を用意していましたが、最近は45φで統一しました。60φが必要な場合は、アダプターで対応します。 また、特殊な接続を希望される場合は、三脚の架頭部分をお送りいただく場合もあります。
延長ピラーは天体望遠鏡用の三脚を前提としており、大型カメラ三脚の場合は、エレベーターシャフトで対応いただいています。
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
日英併記としましたのは、海外向けの他、国内の方にも、より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からです。
両者は必ずしも同一内容ではございません。英語の方がよりストレートに表現できる場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることもございます。
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フランジのボス径は、当初、60φ(vixen旧)と45φ(vixen新)の2種類を用意していましたが、最近は45φで統一しました。60φが必要な場合は、アダプターで対応します。 また、特殊な接続を希望される場合は、三脚の架頭部分をお送りいただく場合もあります。
延長ピラーは天体望遠鏡用の三脚を前提としており、大型カメラ三脚の場合は、エレベーターシャフトで対応いただいています。
R加工はCNCフライスの真骨頂です。 マニュアル加工でも全く不可能とは言いませんが、マニュアルのような制約がありません。
メカ的に中心と半径を設定することなく、ツール(刃物)が(Gコードで)指定した円弧に添って動いてくれるわけです。 メカ的には平面上の可動軸はX軸とY軸しかありませんが、XとYが滑らかかつ速やかに連動して、結果的に円弧の動きをする様は圧巻です。どんな名人でも、マニュアルでXY軸を円弧に動かすのは不可能です。(作業が簡単という意味ではありません。金属加工なので、加工圧がかなりあり、不適切な治具や固定手段によると、材料や治具が吹っ飛び、工具を痛めます。ツール(刃物)の逃げと保持具のジレンマが常にあります。)
Milling of the 10 pieces of the vertical axis parts is completed.
やっと部品(垂直回転軸)10個(5組)分のフライス工程が終わりました。
CNC milling process has begun for the 10 parts whose lathing process had finished by tomorrow. Only two pieces are finished in the morning, which means milling is more painstaking task than that of lathing.
昨日までに旋盤工程を終えておいた10個の垂直回転軸部品につき、いよいよフライス加工に突入しました。 午前中べったりCNCマシンを駆使して、たった2個しか仕上がりません。 自動とは言え、目が離せない作業であり、旋盤よりも辛い作業です。
Very few would understand EMS is realized by numerous invisible innovative tricks. Here are some of them, that enables the minimum light pass with the maximum mirror size.
EMS-UXLの第二(眼側:対物側から数える)ユニットですが、光路長を最小限にして最大のミラーを収納する工夫の一部をお示ししました。 意表を突く”交叉”の手法の多用による光路節約の集積があるのです。光路長で 1+1<2 になるマジックの醍醐味がまだ広く理解されていないと感じています。
Some of the ATMs are beginning to notice the convenience of the Arca Swiss standard parts on the Binoscope making.
But, I am dissapointed that none of them are aware of the unlimited potential of these parts yet. Most of the examples of the amateur DIYs are limited to the level of directive applications which is easy to imagine. I will propose the more innovative applications of these parts in the near future.
この手のカメラ部品のクオリティーの高さ、その秘めたる応用性のポテンシャルの高さには驚かされます。 自作マニアも取り入れ始めていますが、残念なことに皆常識的、直感的な応用ばかりで、硬直した発想の域を超えていません。
私は、これらのパーツのより独創的な、意表を突く応用方法を温めており、口径8㎝程度以下の究極までにシンプルなBINOの一般モデュール化の構想を練っています。 いずれ、この手のパーツのより合理的な応用方法をご提案できると思います。
The right photo is “after” of the bottom cam like processing for the limiting of the knob turns.
リミッターノブは、規格品のローレットナットを加工して作ります。 まず、底面にカム状の形状を施工し、リミッターの範囲を規定します。
The right is the “after” of the top side hole to accept the center screw in such a way that it can rotate freely and can be locked at the appropriate angle.
天側も特製のセンターネジが自由回転と固定が可能なように、段付き穴を施工しないといけません。(今回はご紹介しませんが、センターネジも都合の良い規格品がないため、これも作らないといけません。)
ところで、リミッター機構は最近追加したものですが、EMS製作には余分な大きな負担となっています。 ノブを回し過ぎないという約束を守っていただく限り、不要な機構なので、今でも複雑な思いがあります。 機構が複雑になった分、リミッターノブ自体の故障の可能性も孕んでいます。 最近、テレビでリサイクル業者の設備を紹介していましたが、ペットボトルのキャップを外さずに廃棄する輩が多いそうで、粉砕後にボトルとキャップのチップを分離するプラントを新たに設備する費用がなんと”3億円”とか言っていました。 これも皆が分別の約束を守れば不要な投資ですが、リミッターの件とよく似ているな、と思ったものです。^^;
当面、緊急に必要なのは2個のノブでしたが、小規模とは言え、製造者としては、まとめて加工しないと採算が合わないのです。(今回は50個加工しました。部品のサイズによりますが、外注の場合はさらに300個~1,000個単位でないと外注メリットが生じません。一般の方には分からない、物作りの厳しさがそこにあります。よく使用する微小ねじなどは、万個単位で確保しています。(安易に脱サラを計画されるような方は、たいてい、製品単体でのコストしか念頭にありません。))