EMS-UL SET with IPD-Helicoid in the making

当サイトの更新が遠のいている時は、FACEBOOKに投稿していることが多いので、そちらも合わせてご参照くださいませ。

The EMS SET with IPD-HELICOID includes all the functions that are required in the binoscope making.
All you have to do is to set a pair of the OTAs in parallel.
The focus change in adjusting the IPD is a minor issue, because when the gazers take turns the eyesight will be often re-adjusted regardless of the IPD.

目幅ヘリコイド付きのEMSには、双眼望遠鏡製作のための全ての機能が包含されています。従って、自作者は2本の鏡筒を所定の間隔で平行に固定するだけでBINOが実現するわけです。目幅変更に伴うピント移動は、現実には全く問題になりません。なぜなら、目幅を変更するのは、観察者が交代する場合であり、どっち道、視度の再調節は必要になるからです。(鏡筒平行移動のメカを自作(もしくは調達)できる場合は、各自のニーズやポリシーに合わせて選択されれば良いのです。)

3-pieces of the EMS-US(single use) in the making / 単体用EMS-US X 3 製作中

I never know why so many of the senior manias still stick to the traditional diagonal mirrors which have no superiority except for the cheaper prices.
Do they worship the reversed image?
しかし、未だに古参マニアの多くが裏像の天頂ミラーに固執しているのはなぜだろう? この世から裏像の天頂ミラーが無くなるのはいつのことか?
機材への投資に糸目をつけないマニアでも、超高級ブランドの望遠鏡の接眼部には、ほぼ例外なく裏像の天頂ミラーを装着している。これは、もはや”信仰”としか思えない。イデオロギーの問題なんだろう。あるいはブランド信仰か。

How to parallel the OTAs / 鏡筒を平行にする方法

This is the perfect pictorial instruction how to parallel the OTAs.
This explains the relations of the shift of the target in the eyepiece according to the pan of the scope.
(正立像の)望遠鏡をどう振ると像が(アイピースの)視野内でどう動くかを、この画像で直感的に学べます。^^
BINOの使用段階では不要なことですが、BINOを自作される時には必要な知識です。
同時に、”BINOクイズ”もご参照ください。
基礎的な感覚が見に付いていれば、実に簡単なことです。
(というか、逆にそれが試されます。)
このツボを心得、眼の生理(具体的には調節と輻輳)を理解していれば、BINOの初期調整ほど簡単なものはないと言っても過言ではありません。 微動送りのない、単純な固定方式であっても、条件さえ整っていれば、数十秒で終わる作業です。
逆に、上記を理解していないと、調整の迷路に入って地獄を見ることもあり得ます。^^; メカ環境も影響しますが、基礎的なことが理解できていれば、何も怖いものはありません。
上記基礎がマスターできていれば、自分自身の眼(と目幅)が調整原器になるのです。「調整が難しい。」と言う人は、まだ誤解している部分があるのです。自分の眼が”調整原器”になるか、凶暴な”邪魔者”になるかは、その方のセンスにかかっています。
(正立像の)望遠鏡をどう振れば、新たな対象を視野内に導入できるか?
慣れた者にとっては、本能のレベルで定着していますが、先日の観望会で参加者のオバはんにPushToモードで操作してもらったら、逆に動かされたので、新鮮な発見でした。この感覚は、経験で身に付けるものだったようです。
駆動を停止して手動モードにしていたため月が視野から右に逃げたようなので、その方に、「少しだけ(望遠鏡を)右に振ってください。」と言ったら、左に振られたのです。^^;
あとでよく考えたら、その方はハンドルを持つ手を右に振っていたわけです。(確かにこれも右だ。^^;)

Successful encoder setting on the Porta Mount / ポルタⅡ経緯台にエンコーダをセットに

You might ask “Where is the vertical encoder?”
But, it is unnecessary. Instead of the vertical encoder, the AAS-2, altitude sensor that  I and my co-developer had developed, will not only substitute for the vertical encoder, but also acts as WIFI module that will send the coordinates of the target to SkySafari Appli.

ポルタⅡ経緯台の水平回転軸にエンコーダを直結することに成功しました。
当サイトの履歴をご覧になっていない方は、「垂直エンコーはどこに??」と思われたことでしょう。
鏡筒の上にセットした傾斜センサー(AAS-2)がその代用をするだけでなく、WIFIモジュールも兼ねていますので、NEXUS等の市販モジュールを介することなく、望遠鏡が向いている座標データをタブレットのSkySafariに送ることが出来るのです。

Achrobatic idea for an horizontal encoder to set onto VIXEN’s Mount, Porta-2! / ポルタ2にエンコーダをセットする方法

また自分用の仕事、というか遊び。儲からない仕事の方が面白い!、自作マニアに戻れるから。^^;
危うい天候の時に子供向けの観望会を頼まれたら、これにSE120鏡筒を1本載せて行こう。^^;(20cm-BINOをセッティングして雨に降られてはたまらない。^^;)
しかし、コスト重視を徹底して追求したから仕方ないのか、分解してみて、水平軸エンコーダのセットは、熟練の機械工をも諦めさせるだろう構造でした。しかし、アクロバティックな方法に解があることが判明・・・。
回転軸兼中心ボルトの中心に貫通穴を開けました。