
Handle unit parts in the making

Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
日英併記としましたのは、海外向けの他、国内の方にも、より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からです。
両者は必ずしも同一内容ではございません。英語の方がよりストレートに表現できる場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることもございます。
FACEBOOKでは、よりリアルタイムな情報とユーザー様からのフィードバックが見れますので、そちらもぜひご参照ください。
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小目幅用のトリミングです。EMSのフィルターフランジのツバも一部トリミングしています。これで最小目幅57mmまで対応します。(もちろん、この後、塗装します。)
The clients are requested always to keep in touch with this corner so that there would be no misunderstandings between us.
望遠鏡側のスリーブが浅いそうで、短い(12mm)バレルをご希望でした。
この短バレル、サイトをよく見てくださっている方はお察しのように、眼側のフィルターフランジその物なのです。くれぐれも逆に接続されませんように。
ご承知のように、お引き受けしたEMS等の製作工程は逐次このコーナーで公開しています。完成品には、紙のマニュアルは添付しませんが、工程の情報全てが説明書だとご理解いただけると幸いです。
このコーナーを常にチェックしていただくことで、特別仕様等のOPTION等、互いの齟齬を未然に防ぐことが出来ます。
ハンドル(兼ウェイト)ユニット使用例
“D”=225mm for Maksutov.
このDだと普通EMS-ULを推奨しますが、F値も相当大きいようで、また2インチいピースを使われないとのことで、全て承知の上で-UMを選択されました。
まあ、カタディオプトリック自体が構造上(低倍の)周辺光束は諦めているのて、こうした選択もアリかも分かりません。
D(鏡筒間隔)が”2d”だけ広くなると、EMSの延長筒を(左右それぞれ)√2・dだけ延ばさないといけません。
(∵ 第1~第2反射点間距離の、目幅方向への射影は 1/√2 )
今更何を?というほど当たり前のことながら、当たり前のことをもっと発信しないといけないと感じさせることが最近続いていますので、敢えて、ヘリコイド式の目幅調整の方法を動画にしました。
ハンドルの部品が払底していたので、これから作ります。
D(鏡筒間隔)が約20mm大きくなったので、EMSの延長筒を長くしないといけません。いよいよ完成まで秒読みになりました。
一見簡単に見えて、この段階でBINOとしての精度が決まる、最も重要な仕事です。ホッと一息。(作業時間よりも準備時間の方がはるかに長い。)
I usually cut the OTA tube by my lathe, but this OTA tube was too fat to set on my lathe.
鏡筒径178mmで、当方の旋盤にかかりません。最後の手段は手ノコ。
昨日1本目を丸2時間かけて切断。今日は多少手慣れたか、1時間半で切断。^^;
手ノコ切断は、決して焦らず、ノコ圧はノコの自重+αで、鏡筒を回しながらほんの少しずつ切り込んで行くのがコツ。
フォークから中軸にするために、鏡筒間隔が20mmほど広くなったことに対する最適化です。実際は、切断しなくてもぎりぎり合焦しそうでしたが、この際、長めにカットして将来の憂いに備えることにしました。(余裕を確保)
それにしても、わずか20mmでも、随分とコンパクトになった印象があります。2cmの身長差で背が高く見えたり、低く見えたりするのと似ていますね。
”一寸一倍”という諺がありますが、昔の人はよく理解していましたね。