今更何を?というほど当たり前のことながら、当たり前のことをもっと発信しないといけないと感じさせることが最近続いていますので、敢えて、ヘリコイド式の目幅調整の方法を動画にしました。
CT152-BINO on Center Mount almost completed!
ハンドルの部品が払底していたので、これから作ります。
D(鏡筒間隔)が約20mm大きくなったので、EMSの延長筒を長くしないといけません。いよいよ完成まで秒読みになりました。
OTA tubes on the Center Mount (Reform of CT152-BINO)

Got over the peak of the work(Reform of the CT152-BINO) 難関突破

一見簡単に見えて、この段階でBINOとしての精度が決まる、最も重要な仕事です。ホッと一息。(作業時間よりも準備時間の方がはるかに長い。)
Cutting short of the OTA by a hand saw (Reform of the CT152-BINO for the Center Mount) / 鏡筒の手ノコ切断
I usually cut the OTA tube by my lathe, but this OTA tube was too fat to set on my lathe.
鏡筒径178mmで、当方の旋盤にかかりません。最後の手段は手ノコ。
昨日1本目を丸2時間かけて切断。今日は多少手慣れたか、1時間半で切断。^^;
手ノコ切断は、決して焦らず、ノコ圧はノコの自重+αで、鏡筒を回しながらほんの少しずつ切り込んで行くのがコツ。

フォークから中軸にするために、鏡筒間隔が20mmほど広くなったことに対する最適化です。実際は、切断しなくてもぎりぎり合焦しそうでしたが、この際、長めにカットして将来の憂いに備えることにしました。(余裕を確保)
それにしても、わずか20mmでも、随分とコンパクトになった印象があります。2cmの身長差で背が高く見えたり、低く見えたりするのと似ていますね。
”一寸一倍”という諺がありますが、昔の人はよく理解していましたね。
Another Center Mount in the assembly
Note that the center of the dovetail holder is shifted downward by 10mm, which is the secret of the perfect balance through the stroke from horizon to zenith.
アリミゾの把握センターが10mmほど下にシフトされていることが動画からお分かりでしょうか。 このことが、垂直回転フルストローク(水平から天頂まで)の完全バランスを達成するために決定的な要素なのです。
EMS-UL in the making / Default Angles
I am showing the default angle connections, but never turn the units with mirrors installed. You should put apart the units and then dodge the mirror edges before connecting at the other angle.
くれぐれも、この動画を真似て、ミラー収納済みのユニットの連結部を不用意に回転されませんように。ミラーエッジが衝突してエライことになります。左右勝手を変換したい場合は、一旦ユニットを回さずに外してから、ミラーエッジを交わして再組み立てしないといけません。
ただし、単体用のEMS-UM/ULについては、もともとミラーエッジが紙一重まで接近しているので、右勝手(もとが左勝手の場合)に変換するとミラーエッジが干渉することがあります。(その場合は、干渉するぎりぎりで止める)
EMSの原理をご説明するためにこの動画をUPしたものです。
Another Center Mount completed



My H-alpha-solar equipment/ APM120BINOCULAR & COMB0 QUARK

A spot and a filament in southern area were impressive ,but I cannot represent them by iPhone.
The Cap is as important as the Body./ Do not lose it! / 蓋も身の内

数年、時には数十年後に里帰りする望遠鏡やEMSの蓋が健在なことは非常に稀です。一般規格の2インチとかだといくらでも補充は効くのですが、事情で特殊規格にしていた場合、困ることもあります。
望遠鏡側のキャップについては、比較的一般的な80mmΦのキャップの在庫があったため、難なく対応。

問題はEMSの方。特にこの仕様は、FS102鏡筒の限られたバックフォーカスを節約するため、第1ミラーのエッジが突出しており、そのまま梱包するのは、どうしても気が引ける。数十年前にこの裸の状態で納品したはずはないと思うのだが、今更詮索しても意味がありません。^^; 梱包出荷の段階で慌て、午前中はずっとこのプロテクターリング兼蓋の製作にかかりきりでした。
この保護キャップ、本体の一部だと思って、なくさないでくだいね。^^