
EMS開発以来、30年を優に超えていますが、本来の単体(単眼用)のニーズが伸びません。BINO用を2個と数えると、BINO用の需要の方が多い傾向にあります。
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
日英併記としましたのは、海外向けの他、国内の方にも、より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からです。
両者は必ずしも同一内容ではございません。英語の方がよりストレートに表現できる場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることもございます。
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EMS開発以来、30年を優に超えていますが、本来の単体(単眼用)のニーズが伸びません。BINO用を2個と数えると、BINO用の需要の方が多い傾向にあります。
プレートの取付自体は簡単なことですが、再現性と、ネジが離散しないように配慮しました。
プレート両端にVIXEN標準のファイダー台座(アリミゾ)をセットするのは、APM120の時と同様です。
重心が回転軸中心付近にある限りはラジアルベアリングは不要と考えていますが、重心シフトが大きくなるにつれてラジアルベアリングがあるとより快適に使用できるようです。
ラジアルベアリングを標準化するかどうか未定ですが、BINOの規模が大きく、より軽い初動操作を希望される場合にはOPTIONで対応させていただく予定です。(15cmクラスのBINOでも、従来仕様(スラストベアリングのみ)で水平回転も指1本で動きますが、ラジアルベアリングをセットすると初動の負荷が小さくなります。)
ラジアルベアリングをセットするだけでしたら簡単ですが、エンコーダが取り付くようにするために頭を捻りました。(このクライアントの方は、当面、エンコーダは使用されませんが。)
初めてのリッチークレチアン、アメリカの方です。(D=210mm)
After a lot of trial and error, I reached the most reasonable way to set the operation handle.
APM120の場合は、下部中央の窪み(センター)が利用できましたが、APM82は垂直軸のクランプレバーが干渉するため、同じ方法は採れませんでした。
トップサイド(運搬用取手辺り) からブラケットで強引にハンドルベースをセットする案も検討しましたが、外見的に難がありました。
頭を捻った挙げ句、この方法に到達しました。動画のように、これならどこにも干渉しませんし、操作ハンドルが転倒時にBINO本体を守ってくれます。
メーカーさんは操作ハンドルを重視していないようですが、これがあるとシステム全体が別物(良い意味で)になります。必須のOPTIONです。
一見、完成しているように見えますが、このご分解して、ミラー底部の台座板をシリコン(コーキング)で処理しないといけません。その後12時間以上放置してシリコンの半硬化を待ってから内面塗装→組み立て調整 で完成です。
完成までには、ユニットごとの光軸調整、組み立て後の光軸調整を何度となく繰り返すことになります。
上の画像から、総光路長が 1+1< 2になることがお分かりでしょうか。
ユニットを捻じれの関係で接続することによる大きな副産物です。
APM-82双眼鏡が入荷しました。
この他、今までにAPM120双眼鏡を2台,APM70双眼鏡を1台取り寄せていますが、今回を含めて、毎回、(この価格にして)光学系は非の打ち所がありません。付属のAPM18mmも、非常にディストーションの少ない、抜けの良いアイピースで、好感が持てます。
外観が非常にシンプルになるワンアームの架台も、質感や架台自体の出来は立派です。ただ、12cm双眼鏡では、左右の鏡筒の空間に回転軸が落とし込めるのに対し、小口径のシリーズでは、左右鏡筒のブリッジ部の腹にセンターアーム架台を取り付けるために、垂直回転軸が鏡筒中心からかなり外側に離れるため、フルストローク完全バランスは望めません。クランプを半効きで使用することになります。(ただ、これは以前からの市販の双眼鏡の架台の一般的な傾向であり、この架台だけが特別に問題なわけではありません。)
(双眼鏡本体の設計が終わった後でセンターアームマウントを設計したようですね。)
完全バランスで使用するには、ユーザーサイドでの工夫やカスタマイズが必要になります。(バランス的に有利な12cmでも、私はいろいろとカスタマイズしたことは以前に発表している通りです。)
本機は、APM120とも、APM70とも運搬用取手の構造が異なるため、アクセサリープレートを新たに設計しないといけません。
EMS has gone through a lot of mile-stones to achieve the maturity as the usable tools.
Erecting the image with the minimum reflection is far from enough.
X-Y image shifting mechanism is one of the important mile-stone, but it was not enough for maturity until the limiter mechanism was added.
One of the OTA should be slided to adjust the IPD.
The standard spacing of the EMS-UL allows up to 130mm in the largest diameter of the OTA, mostly the diameter of the dew-shield.
EMS will surprise every new user because it will add or subtract nothing except for erecting the image at the comfortable right-angle viewing.
At the same time, it also surprises the new user for its lightness . It is because no heavy prisms are in it.