
EMS-UL SET and completed Options for France
Trumpet Flange of the 70ED Lens / 70EDセル用のラッパ・フランジ
EMS-UL SET for France completed !

Trimming of the 2″ sleeves will follow.

今さらながら、ですが、最近相次いで急患で戻ったEMSのユーザーさん、10年も使いながら、EMSのXYノブの原点方向も、第1ミラー、第2ミラーの順序も全く分かっておられず、ショックを受けたので、再度ご説明します。画像の通りです。
どんな使い方をされても、ユーザーさんの勝手と言えば、その通りではありますが、やはり、製作者としては、ちゃんと使っていただきたいもの。数年後に急患で里帰りするEMSは、ほぼ例外なく外装は酷く傷付き、ポリキャップは離散し(非純正のキャップを付けて来る方はまだ良いのですが・・)、キャップなしで送って来られる方がほとんど。 最近送って来られた方は、どういう訳か、左右の防塵フィルター共、フィルター枠が衝撃で大きく凹んでいました。どう使ったら、ああなるのだろう??
そういうのを見ると、「お作りしなければ良かった!」と思うし、「そろそろEMS作りを辞めたいな!」と、強く思います。
また、XYノブにリミッターや原点復帰用の矢印をセットした経緯も、何度となく当サイトで公開して来ましたが、急患で飛び込む方のほとんどは、まったく理解しておられませんでした。
XYノブは、BINOの初期組み立て時に好都合な調整機構では、絶対にありませんから!
BINOの初期組み立て時は、XYノブは原点を維持するのが正解で、初期組み立て調整が完了するまで、絶対に触ってはいけません。そこで安易にノブを回す方がいかに多いことか!
新規製作のBINOは、XYノブを原点にしたままで、左右鏡筒の微妙なチルトで完璧な光軸にしないといけません。XYノブは、BINO完成後に、アイピースの交換によって生じる、わずかな光軸ズレを補完するためのものです。
EMS-UL SET for France almost completed !

誤解と混乱を招きそうなので、ずっと触れないで来ましたが、標準のEMS-UMとEMS-ULのような、ミラーサイズに対して極限まで光路長を詰めたシステムでは、限外に大きいミラーを(互いの)干渉なく収納するために、ミラーのエッジシフトという(秘密の^^;)テクニックを行使しています。
ミラー同士が衝突しないように、互いのエッジを逆側に少し(回転)シフトさせています。ミラー平面上の移動なので、光軸には影響しません。
最初からヘリコイド仕様の場合は、そのようなシフトはせず、ミラーはセンターに配置します。
ということは、固定タイプのEMS-UL(-UM)に目幅ヘリコイドを増築するのは、ハウジング端部の3方ネジさえ施工してあれば可能だということですが、逆にもともとヘリコイド仕様だったEMS-UL等を、最短光路長の固定タイプに減築することは不可能なので、ご注意ください。
今回のご要望は、納品時は最短光路長の固定タイプEMS-ULで、将来に備えてヘリコイドを別に確保しておきたいというものでした。
Filter Thread solution for the 70mmED-Cell / 70mmED レンズセルへのネジ切
EMS-UL SET for France in the making !
The Plan of the New Universal OTA SYSTEM – 2
EMS-UL SET for the US completed !
Proposal of the innovative OTA SYSTEM for the smaller Telescope ! / 小型鏡筒の新提案 !

プランを図示すると、煩雑に見えるのが残念です。
実際には、既存の鏡筒のステレオタイプから無駄に追加したパーツはほぼありません。
多くの市販の小型鏡筒には、フィールドスコープ調の首の長いブラケット(底面が短いアリガタになっている物も多い。)がセットしてありますが、無駄に長い首を省き、短過ぎたボトムのアリガタを少し長くし、光学台のように対物ユニットと接眼ユニット(通常は対物ユニットのみ移動させる。)が正確にボトムのアリガタプレート上でスライド出来るようにしたものです。アリガタプレートは天地両面がアルカ規格のアリガタになっており、鏡筒の一部を担う物で、天面側のアリガタが対物、接眼ユニットのスライドを担い、ボトム側のアリガタが鏡筒全体のセット位置を前後に重心移動させるものです。
”鏡筒長”という従来の概念がないため、ユーザーの使用環境に応じて常に鏡筒長の最適化が図れ、従来のように、バックフォーカスの確保に腐心する必要がなくなります。
対物ユニットのスライドがフォーカシングシステムの粗動で、ピントの微調整は、シンプルなアイフォーカサー(すでに完成しています。次回発表します。)が担う算段です。(アイフォーカサーは必須ではないと思いますが。)
重く高価な繰り出し装置は、重量とコストの肥大を招き、時には光軸トラブルの原因にもなっていたため、思い切って省きました。
フィルタースロットも必須ではないと思いましたが、後でアイピース 2”スリーブに追加セットすると、アイピースの重心がさらに高くなり、小目幅の制約になる等、せっかくのコンパクトなBINOのメリットが損なわれる懸念があったので、邪魔にならないスロットをさりげなく標準で主光軸側にセットしました。この”フィルター引き出し”は中国製ですが、精度、剛性、操作性とも抜群で、接眼ユニットのメインの構造体になることも確信しての採用です。
対物レンズは、口径70mmを上限と考えており、今回は、実験的製作のため、コスパの良い、笠井トレーディングの70mmED(F6) を使用することにしました。
(対物ユニットと、接眼ユニットには、それぞれ摺動用の薄い外筒と内筒をセットする予定ですが、末端の接続ネジの加工等はこれからです。)

フィルター枠とハウジング側の両方の絶妙な位置に強力マグネットが仕込んであり、暗がりでも、スロットに適当に放り込めば、カチャっと定位置に正確に収まります。(あまりに見事で、つい、何度もカチャカチャ遊んでしまう。^^;) スロット幅も十分確保されていて、ちょっとフィルターが厚いと支えて入らない、某国産の製品のようなストレスもありません。
センター再現性が完璧なので、(現在はまだ市販されていませんが)ごく薄いフラットナーレンズや、エクステンダーレンズ等が将来開発されれば、そうしたパワーがあるレンズも装着できそうです。