

Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
日英併記としましたのは、海外向けの他、国内の方にも、より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からです。
両者は必ずしも同一内容ではございません。英語の方がよりストレートに表現できる場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることもございます。
FACEBOOKでは、よりリアルタイムな情報とユーザー様からのフィードバックが見れますので、そちらもぜひご参照ください。
Please check my FACEBOOK, too.
You can see the older posts at the Internet Archives,too.
直進(否回転)ヘリコイドの場合、外径=59mmだと、内径は38mmくらいが限界です。逆に、2インチ貫通にこだわると、外径は70mmくらいになってしまいます。
直進を諦めて回転ヘリコイドで妥協しても、最大外径≧63mmくらいになります。たまたま、目的ぴったりのリーズナブルなヘリコイドを見付けましたが、供給の継続性が保証されないので、限定的に作ってみたものです。
6個だけ限定(BINOの場合は2個必要/ @税別¥18,000)で作ってみることにしました。
最小内径38mmで、2インチ挿入長=33mmですが、Naglar等の31.7段付きバレルの先端もフィルターをセットする余裕があります。
全高の制限から、ヘリコイドのストロークは8mm程度で、敢えてフォーカサーと名乗らず、視度調整付2インチスリーブ(Diopter Adjuster)としました。
”眼視目的に限った場合、無限遠の対象しか見ない天体望遠鏡に大掛かりなフォーカサーが必要なのか?”という問題提起の根拠を示したつもりです。
望遠鏡側には、回転しない摺動ロック機構、アイピースには同焦点リングを使用すると、よりこの視度調整スリーブの本領が発揮されます。
(EMS-ULですと、視野環径を少し妥協することになりますが、EMS-UMですとベストマッチかと思います。)