
久しぶりに大きな”D”(254mm)のご注文です。
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
日英併記としましたのは、海外向けの他、国内の方にも、より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からです。
両者は必ずしも同一内容ではございません。英語の方がよりストレートに表現できる場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることもございます。
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久しぶりに大きな”D”(254mm)のご注文です。
垂直回転軸(中軸架台)内の重心移動メカの成功を確認しましたが、並行して進めて来た、目幅調整メカを同じく垂直回転軸内に収納する方法の目途がつき始めたので、どちらを優先すべきか、迷っています。
メカとして成功するかどうかよりも、理解者がどれだけいるか、ということの方が気になるこの頃。(また徒労に終わるのではないか?)
ムービングピースの両サイドの適当な位置に、アルカスイス規格のアリミゾシューをセットします。それらが一体として、上の調整ノブの回転に従って上下に移動するからくりです。この微動メカは、15cmF5-BINO(VERSION-11)で検証済みです。
スライド機構のために、中軸架台の厚みが増してはまずいので、元々の設計にあった、垂直回転軸の中空に収納することにしました。 軽量小型BINOで重量級のアクセサリー(アイピース等)を着脱する際、カウンターウェイトを省いて重心調整が出来ることを狙った挑戦です。
The material mirror should be trimmed into the appropriate shape to be accommodated in the housing.
外径を上の画像のように、自動機械(メガネレンズ用のエッジャー)で削ります。
機械で外形加工が済んだら、今度は手作業で特殊グラインダーを使用して尖端(裏側)を斜めに削らないといけません。20年以上この作業を続けたお陰で、耳を大分悪くしました。^^;
また、(言葉が独り歩きするのが怖いですが)、蒸着後の加工は、バリや傷等のリスクもあります。 そのため、ULS以外のミラーのほとんどは、最終形状のミラーを特注して確保しています。
以上がULSを中止(特注扱い)した理由です。
After the shaping, both rear edges should be ground to evade the collision with the adapter rings.
Currently, all the other type of the EMS have omitted this process because the material mirrors are made for the final shape. Now, you know the reason why EMS-ULS is discontinued.