
I wish customers always keep in touch with this corner and share the processing with me. No printed manual will be attached in the package, but this corner itself will be your perfect manual.
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
日英併記としましたのは、海外向けの他、国内の方にも、より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からです。
両者は必ずしも同一内容ではございません。英語の方がよりストレートに表現できる場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることもございます。
FACEBOOKでは、よりリアルタイムな情報とユーザー様からのフィードバックが見れますので、そちらもぜひご参照ください。
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最近のこと、「開梱しましたら、ノブが1個脱落していて、2つしか付いていません!」という着荷報告をいただきました。もちろん、折り返しご説明しましたが、まだ当サイトを十分に読まれないままEMSを注文されたり、使用されたりしている方も多いのではないか?という危惧を持ったため、写真にノブの解説を付けておきました。
EMSの使用中の光軸調整は、X方向とY方向専用の独立したノブが2個しかありません。3つ目の突起物は、上記ノブの独立性を維持するために、陰圧を付与する働きのスプリングロッドで、これがあるために、XY方向の独立的な調整が実現する、要の部品です。ミラーの裏側のプレートは、中央の支点となるセットビスの先端に乗っかっていて、X、Yノブとスプリングロッドで常に引っ張っていることで姿勢を保っています。
今さら?の感もありますが、各部の名称を画像に記入してみました。
以前から申し上げておりますが、当方、通信事務から営業、製造に至るまで、全て私一人で担当しておりまして、印刷物のマニュアルの不備につきまして、ご了解いただいているものと認識しております。
その代わりと言っては何ですが、製作工程は詳細に公開しており、当サイトの投稿が全て”説明書”だとご理解いただけましたら幸いです。 代理店さまにつきましては、”販売”がメインのお仕事なわけですから、製作者の行き届かない部分は補っていただくのが筋かと存じます。(伝票操作のみでしたら、中間マージンを吸い取るだけで、消費者にとっても当方にとってもメリットはございません。)
先日、海外の方から、「マニュアルが一切添付されてなかった。」と憤慨のお言葉と、望遠鏡への接続方法が分からない!^^;というご指摘をいただきました。 どうやら、(善意で)90φバレルの内径に82mmフィルターネジを最近追加したことで混乱されていたようでした。
改めてご説明しますと、EMS-UM,ULは、2インチ差し込み。EMS-UXLは90Φ差し込みで、いずれも差し込み方式でございます。
ずっと昔のことになりますが、フィルターリングの方を望遠鏡に接続して1年以上使用しておられた方があり、「2インチアイピースが半分くらいしか挿入できないが、何とかならないか?」というお問い合わせで、上記が判明しました。^^;
年末の繁忙で納期が遅れ気味になっており、大変申し訳ございません。
最新型(数年前より)のEMS-UM,ULは、最終形状(収納限界の形状とサイズ)のミラーを使用しており、写真のように、ミラー同士が接触寸前のセッティングとなっています。 従いまして、ユーザー様での左右勝手の組み替えは、ミラー同士が干渉する恐れがありますので、右勝手をご希望の場合には、必ずご注文時にご指定くださいますようお願いいたします。
プリズムとの違いにつきまして、時々ご質問いただきますので、ここで改めてかいつまんでご説明いたします。
プリズム、ミラー共にそれぞれの長所があるわけですが、プリズムの長所は、ガラス中の光路長が、その幾何学的な経路長の屈折率分の1になるという点があります。 ただし、EMSの場合は、ミラーのエッジをハウジングから突出させて使用でき、さらに2枚のミラーを空間的に交差させますので、上記による差はかなり相殺されることになります。
また、倍幅のアミチプリズムを用意することによる、稜線外しの手法は、昔から行われて来たことですが、稜線を外して干渉を回避したとしても、ガラス中の光路による諸収差が不可避となります。主な収差は、色収差の発生ですが、プリズム双眼鏡では、全系でプリズムの色収差をキャンセルするように配慮するのが普通です。
また、意外に知られていないのが、ガラス中の光路は球面収差も生じさせるということです。